ヨーロッパ3ヵ国周遊(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
ユングフラウヨッホを目指して 2018/1.18
登山鉄道に乗ってアイガー北壁や氷河などの大自然を見ようと
しているのですが、オプショナルツアーになっていてその金額が
3万3千円。ツアーの皆さんが全員申し込みしているらしく、こちらも
次があるようにも思えずエイヤッとばかりに申し込み。それにしても
エベレスト登山とまでは言わないまでも真冬に訪問するのは如何な
ものか....

登山電車に乗車
夜明け前のホーム 沿線風景 車内
夕食は韓国人経営の店でのビビンバ丼。給仕する若い男性も
韓国人ばかりで、スイスまで来て韓国料理を食する理由が
分かりません。その昔ジュネーブで食したフォンデュが懐かしく
思い出されます。そのレストラン付近から乗り合いバスに乗って
インターラーケン駅に到着。ところが添乗員君の困った表情。
どうやら山では猛吹雪のようでユングフラウヨッホ電車が動いて
いないのです。1時間ほど開通を待ち続けたものの天候回復は
望めないようです。そこで折角ですから乗車体験とばかりに
行けるところまで電車に乗ってみることになりました。

吹雪に阻まれ立ち往生
中継駅 ビールと運行表示板 雪搔き
20分程乗っていたのでしょうか、ヴェンゲンなる乗り継ぎ駅に到着。
これ以上は先に進めないようです。中央の写真にあるように
電車の経路図には不通を示すバツマークで真っ赤になっています。
こちらは小さな町でスーパーに土産物屋が並ぶのみで、山手に
ホテルが数軒建っています。駅前広場を兵隊さんが雪搔きをして
いるくらいで特に見るべきものがないので、缶ビールを路線図の
前に置いて記念撮影となっています。どうも私の場合、暑さ寒さ
に関わらずビールを飲んでいるようですね。

やむなく下山
入線 山間の村 駅舎
添乗員君によると、ユングフラウヨッホに登って辺りの風景が吹雪で
見えなかったことはあるが、電車がストップしてしまったのは初めての
経験だそうな。まあ無理をして登っても何も見えなかったでは話に
ならないので良しとしましょうか。オプションの金額の高さから敬遠
したい気分もありましたので、縁が無かったと言う事で....
山の風景よりもスイスの山間の集落を散策するのも楽しそうですが
中止のショックからそんな代案が浮かぶ筈もなく、大人しく車窓より
眺めています。

インターラーケンの街風景
剪定中 街角 消火栓
レール カモメ 湖の町
インターラーケン駅まで降りてきました。オプショナルツアー断念で
時間だけはタップリ。大きな街ではないので早朝乗ったバスの区間を
歩いてホテルに帰る事にしました。まず目についたのが剪定風景。
天気が良ければ背景に雪山が映り込む筈ですが、想像力で補って
置きましょう。さすがにスイス、時計店が立ち並ぶのですが新婚旅行
で購入の時計メーカーの名前を頻繁に見掛けました。ブッフェラー
薄い四角の時計でデザインが気に入ったものの、帰国して直ぐに
故障。修理に出すもののその繰り返しで諦めた悲しい思い出。やはり
時計は日本製に限る....?最近はGショック専門となっています。
インターラーケンは二つの湖に挟まれた場所で川辺の落ち着いた
雰囲気が印象に残ります。時間を持て余しスーパーに突入です。
大きなコンビニのようなものですが、いずれも割高に感じました。
たまたまレジ打ちの女性が日本人、こんな時は確実に話し掛けるの
ですが、こちらは物価が高いですねと言うと、実際に生活費が高くて
困るそうです。

ドイツ フュッセンまで360km
山越え 水辺の町 アルプス
お次はノイシュバンシュタイン城のあるドイツのフュッセン目指して
バスは走り続けます。山岳部の雪道を駆け抜けると丘陵が続き、
大きな湖に出会います。その畔に広がる集落、プチホテルに泊まり
ボート遊びに釣りで過ごすのも楽しそうです。牧草地帯の先に
立ち上がる雪山、スイスならではの風景ですが、ただこの通りの
悪天候....

後日談になるのですが、中止になったオプショナルツアーの代金が
丸々返されてきました。僅かながら登山鉄道乗車体験をさせて
貰ったので申し訳ない気分となっています。新婚旅行でスイスを訪問
したのは4月の最初でした。あの時はシャモニーからマッターホルンへ
ロープウェイで中腹まで登ったのですが、花咲き誇る市街地から身が
引き締まる雪山と綺麗なスイスを満喫しましたね。ところが今回ばかりは
天候に阻まれ好印象なし。スイス観光は天候次第....イヤ本当に。

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