ヨーロッパ3ヵ国周遊(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
モンサンミッシェル訪問 2018/1.15
空港に近いと言うだけのビジネスホテルに毛が生えたような
ホテルにガックリ。それも3連泊もしなければならぬとはツアー
選びに失敗したようです。ヨーロッパでの朝食はコンチネンタル
ブレックファストと称してパンにジャムそしてコーヒーだけの簡単な
朝食の場合が多かったように思います。こちらのホテルでも
ハムにチーズそして卵が加わるくらいでゴージャス感なし。
まあ温泉ホテルに来た訳ではないので諦めましょう。

モンサンミッシェルまで360km
パリ市内 セーヌ川 バス車内
ホテルを7:30に出てモンサンミッシェルに到着したのが12:30。
延々とバスに乗り続けることになるのですが、高速道路ばかり
では景色もそんなに変わらず飽きてきます。ホテルからパリの
街を周回する高速道路から見るパリの街並みが唯一興味が
湧いた風景でしょうか。暗い中走り出すのですが、夜明けが
本当に遅く、左端の写真は9:40に写しています。バスの車内を
写しているは景色が変わらない事の証明でしょう。

先ずは名物オムレツ料理
レストラン前より サラダ 名物オムレツ
ついにやって来ましたモンサンミッシェル、専用のシャトルバスに
乗り換えねばならないのですが、その前に昼食。話に聞く有名な
オムレツ、実は楽しみにしていたのです。思いっ切り泡立てた
卵を輪っかに流し込み焼いているのですが、内部はホトンド
生の状態。ウ〜ン思わず添乗員氏にケチャップはないのかと
尋ねたものの、アッサリ却下。仕方なくフライドポテトを卵に
絡めて完食です。その昔、食材の乏しい中で巡礼者を迎える際
如何に豪華に見せるかを苦心した結果なのですね。
アップルワインも名物で嫁さん注文のグラスに口を付けたものの
妙に甘いだけ。私ヨーロッパに来たからには一番に飲もうと決めて
いたのがビール。メニューに5dlとあるのは500cc、それがまた
日本円で1500円くらいの驚きの価格、両替したばかりのユーロが
フトコロに唸っていましたのでエイヤッと注文です。味は普通....

頂上までの風景
連絡橋より ゲート 住居区
石畳 俯瞰 尖塔
遠浅の海にポッカリ浮かんだように立つモンサンミッシェル。
モンが英語で言うマウントですから聖ミカエルの山でしょうか。
ここに至る道をつけたものの、砂の堆積で景観が変わったとか。
その反省から連絡橋になったようです。長い橋をシャトルバスが
進むものの山の麓まで行かず、数百メートル手前で降ろされて
しまいます。間の悪いことに風と雨が強まるばかり。傘も差せ
ない状態でようやくゲートに到着です。これはもう殉教者の
気分でしょうか。そこからは階段と坂と辿って頂上の聖堂を
目指します。ヨーロッパの石造りの街並みを一つの山に集約
したようで、雨まで降ってシットリ感充分。遥々来た甲斐あり
ですね。見下ろすと遥か彼方に連絡橋が見えています。

内部を見学しながら地上へ
tij強風 礼拝堂 中庭
蛇口 光と影 青空
浅瀬に円錐形の岩山。その頂点から床を張り出し聖堂を建て
張り出した下部の空間に礼拝堂や食堂を配置しているのです。
広い聖堂の床に山の頂点の印がありました。デッキに出ると
吹き飛ばされそうな強い風、慌てて聖堂に戻ります。カマドを
兼ねた大きな暖炉に生活感を感じるものの岩壁に囲まれ、
無機質な部屋ばかりなのは仕方がないのですが、部屋を巡り
ながら地上に降りて来ると青空が出てきました。

パリに到着 夜の風景
パリに到着 マドモアゼル パリの灯り
再び5時間バスに乗り続け、パリに戻って来ました。ツアーに
よってはモンサンミッシェル近辺のホテルに宿泊プランもある
ようですが、安いツアーを選ぶと長距離バスに乗り続ける一日
になってしまいます。雨に濡れた石畳、灯りが反射して実に綺麗。
これぞ夜のパリの色でしょうか。

エスカルゴの夕食
レストラン内 エスカルゴ 肉の煮込み
お洒落なレストランで供されたのがエスカルゴ。大昔にもパリで
食した経験があるのですが、ニンニクとオリーブ油で煮込まれた
エスカルゴの独特な歯応えが面白いですね。このオリーブオイルに
フランスパンを浸すと実に美味いのです。メイン料理がポークの
煮込みにフライドポテト。実は記憶に残っていない味でした。

モンサンミッシェルは数回ヨーロッパを旅しながらも初めての訪問。
代表的な観光地ですから一度は訪問したかったのです。その思いも
ようやく叶えられて満足。しかしあの雨風にはマイッタ....これが
また思い出のひとつになるのでしょう。それにしてもパリから遠い。
モンサンミッシェルとの間に観光地でもあり、その近くのホテルに
泊まれば移動距離も少なくなりそうです。

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