道東の旅 2016/11.10-14(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
川湯温泉から知床へ 2016/11.12
さてこちらは川湯温泉。硫黄分タップリ、源泉かけ流しの湯に
なっています。温泉は先の十勝温泉同様に満足の湯ながら
料理がガクッと落ちるのにはガッカリしてしまいます。夕食は
和食膳、温泉宿の定食のようなもので、北海道ならではの
食材が並ぶでなし、まあ昨日のバイキングが良過ぎたのでしょう。

川湯温泉 早朝散歩
客室より 側溝より湯煙 愛想のない猫
客室から見る雑木林、雪が残っているようなのでホテル周囲の
散策に出ました。ところが廃業した温泉宿がチラホラ、格別に
見るべきものはないようです。しかしさすがにかけ流しの湯、
側溝から湯気が上がっています。オヤ玄関前で猫発見です。
懸命に写すのですが、逃げ出す訳でもなく愛想のない表情。
まあそれだけ何もないと言う事です。

霧の摩周湖
硫黄山 除雪中 霧の摩周湖
温泉に硫黄の成分が多いのは当然、温泉街は硫黄山の麓に
建っているのです。3年前はこの硫黄山の噴出口の際まで歩いて
いまして、こちらで一個食べると1年長生きするとかの茹で卵を
食べたことを思い出しました。荒涼たる風景が印象的な地ですが
バスは傍らを通り過ぎるだけ。そのまま摩周湖に向かうのですが
辺りは雪模様。スタッドレスのタイヤを履いたバスで問題なく
摩周湖の駐車場に辿り着きました。雪かきのショベルカーが
珍しくて写すのですが、問題は摩周湖。これぞ霧の摩周湖と
なっていまして何にも見えない状態。トイレと買い物しかすることが
なく、喜んでいるのは土産物屋だけとなっています。

野付半島は雨
一本の木 立ち枯れ 休漁
日本最大の砂の半島、オホーツク海に突き出した砂嘴ですが
雨と風で最果ての地に来たかのような雰囲気。幅の狭い半島に
一直線の道路が走っているのです。その最終点にネイチャーセンター
の建物があるのですが、この雨ではどうにもならず買い物をするだけ。
寒々とした雰囲気ながら、ソフトクリームが期間限定半額の150円と
聞いて無理からに食します。こちらには立ち枯れしたトドマツの群生、
トドワラと言うそうですが、そこまで行くのは雨の上に時間切れで断念。
野鳥の飛来地となっていますので、天気さえ良ければ面白い地なの
かも知れません。

知床目指して
高架道跡? 大規模農業 知床連山
知床に近づくに連れ天候が回復してきました。こちらは湿地帯と
違い、農耕に適した地のようで広い耕作地に出会います。これぞ
ホワイトシチューのCMに出てきそうな景色。所々に寄せ集められた
甜菜糖の山、ジャガイモの山かと思ったのですが、これが工場に
運ばれてグラニュー糖になるのだと納得です。ローマの水道橋の
ような遺跡発見。どうも廃線になった道路か鉄道の残骸のようです。

知床五湖
知床五湖
木道 氷結 鹿の家族
勝手知ったる知床五湖の木道を先頭切って歩き出します。湖面が
凍り、背景の知床連山が雪に覆われているのが印象的ですが、
最初に訪れた時ほどの感動はないようです。木道が冬季閉鎖の
寸前で幸いにも歩けたのですが、行程表に閉鎖の場合は知床
自然センターにご案内?ところがそのセンターは早々と閉鎖されて
いたのです。もしどちらも閉鎖されていたら、何のためにこちらまで
来たのが分からなくなります。こちらでも鹿に遭遇ですが、夏の鹿と
毛色が全く違うのです。夏は木漏れ日に合わせてバンビの模様
だったのが地味な毛一色になって、少しも可愛くないのです。

オシンコシンの滝
オシンコシンの滝 落ち口 渓流
前回に十分写したつもりなので、お義理のようにして滝を写して
います。ところがフト思い付きまして、ガードレールを乗り越えると
いつもの渓流のように写せるのです。国道を走る車が気になる
ものの、俄然嬉しくなって夢中でシャッターを切っています。これ
だけで遥々北海道に来て良かったと思うのです、イヤ本当に。

ウトロの海
波濤 冬季休業 光る海
渓流が好きなのですが、波を見るのも飽きないですね。さすがに
オホーツク海、打ち付ける波の大きさに驚かされます。ところが
走るバスの中からでは写しがたいのですが、波のためだけに遥々
訪問するほどの意欲はないようです。海鮮土産物の店は早々と
冬季休業に入っています。この手前の店で昼食の海鮮ラーメンを
食したのですが、この次の日から休業に入るそうな。海鮮土産
4割引きと言われてもスカスカの売り場では流石に買うものなし。

阿寒湖温泉へ
夕景 残照 温泉街
阿寒湖目指して国道をひた走るのですが、こちらには街灯の類が
ほとんどなく侘しさを感じます。そんな中、夕日が本当に綺麗に見え
落ち切るまで写し続けます。どうも微妙にブレているようですが、
北海道東端の夕日として掲載です。

ようやく阿寒湖温泉到着、前回は1時間ほどの立ち寄りだけだった
ので楽しみにしています。実は私、木の彫刻が大好きなのですが、
こちらの土産物屋のホトンドが木工品の店。凍った雪に滑りながら
その全てを端から冷やかして歩いたのです。結局買ったのは
5つで千円の昆布のみ、余りに沢山の木工品を見たために食傷
気味になってしまい有難味がなくなったようです。まあ大きな鮭の
彫刻を買っても最後には捨てられるのでしょうね。同じツアーの
ご老人から「今 終活中なんだ」と聞いてしまったのも一因ですか?

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