道東の旅 2016/11.10-14(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
釧路から納沙布岬まで 2016/11.11
旅に出ると朝起きるのが早くなります。5時に起き出すと先ずは
温泉、紅茶色の湯に身を浸すと身も心もスッキリ。こちらは
寒冷地であるために枯れた植物が土に戻らず堆積して泥炭に
なっています。その下から噴き出した湯が通過して褐色になる
そうな。如何にも大量の成分を含んでいるようで有難い温泉に
なっています。

十勝温泉の朝
客室より 木漏れ日 エゾリス発見
朝湯に続いて朝食バイキング会場が開くのを待ちかねての朝食
となります。和風洋風何でもあり、おまけに中国からの観光客も
多いようで中華料理までも並んでいます。夕食に引き続き、感激の
食事になるのですが、本当に喜んでいるのは女性陣でしょうか。
上げ膳据え膳の日々が5日も続くのですから....
客室からの朝日の写真ですが、目の前は雑木林のようで写す程の
ものでは無いようです。そしてホテル前の散策になるのですが、
さほど見るべきものがないので木立の影、オッとエゾリス発見です。
背景の良い所で写したいもののジッとしていないので、これだけ
近くで写せたのは奇跡に近い状態でしょうか。

十勝平野
ブドウ畑 サトウ工場 白樺林
十勝といえばワインが有名ですね。そこでブドウ畑も写して置き
ました。盛大に白い煙を出している工場発見。ガイドさんによると
甜菜糖の製造工場だそうです。主にグラニュー糖になり、普段
我々が使っている砂糖にも入っているのだとか。そこで我が家の
グラニュー糖の主原料を見ると、サトウキビに甜菜糖と書いています。
青空に白樺の林、気持ちの良い写真の出来上がりですが、年賀状に
でも使ってみましょうか。

釧路湿原へ
川の流れ 丹頂に遭遇 釧路湿原
釧路湿原 北斗展望台より眺望。案の定、前回訪問した時と同じ
湿原を遥か遠くに見渡せる駐車場に到着です。どんなに目を凝ら
しても何もなし。白け気分で煙草を一服しただけでバスに戻ります。
一度くらいはジックリ歩いてみたいものです。実はこの先に鶴居村が
あり、そこで女性が丹頂の餌付けをしているのです。そこに向かうと
思いきや、バスは反対方向に走り出しました。オッと丹頂に遭遇で
バスの中に歓声が上がったものの、遠い上に反対側の窓でして
取り敢えず写して置きます。こちらは全体が湿地になっていまして
沼や川を頻繁に見ることになります。川に出合えば すかさず
シャッター....これだからバスの旅は楽しく飽きないのです。

3年ぶりの釧路
選挙ポスター 紅いドア 幣舞橋
ツアーは昼食用の弁当を受け取るために釧路に立ち寄ります。
ところが釧路は我が夫婦にとっての思い出の地。あの時は
自由食だったので夕食を求めてフィッシャーマンズワーフに立ち
入ったものの満席。そこで幣舞橋を渡った所の居酒屋での夕食と
なったのですが、北海道ならではの料理をビールを片手に次々と
頼んだ思い出。その挙句にお店のお姉ちゃんにスーパーの場所を
聞き出し歩き始めたものの、それがまた遠くて腰痛の塗り薬だけを
買った情けない記憶が蘇ります。イヤ懐かしい....

霧多布湿原
ひとり木道へ サンマンマ弁当 一両
こちらは霧多布湿原センター、釧路湿原を遠目にしただけでは
恐縮しての訪問かと思いきや、どうもトイレ休憩だったようです。
ところが建物の先に木道が連なっているのを発見。皆さんが
トイレに向かうのを横目に一人階段を下りて木道に侵入。ところが
枯れた草ばかりで何もなし。諦めて速足でバスに戻り着いたものの
皆さん買い物に夢中でバスには誰も居なかったのです。ガックリ
これが釧路で仕入れたサンマンマ弁当。炊き込みご飯の上に甘辛い
サンマが一匹載っています。そして北海道ではザンギと呼ばれる
唐揚げが数個、海鮮弁当が欲しいところながらボリュームもあり
これが結構美味いのです。この弁当を開いて食べようとしたところに
電車の接近。慌ててカメラを取り出します。

納沙布岬
湿地帯 鵜の群生 返せ北方4島
日本最東端の岬、3年前にも訪問で「返せ北方4島」の署名を
しています。私らの署名でプーチン大統領が首を縦に振るとは
思えないのですが、2度目の訪問では見るべきものもなく
2回目の署名をしておきました。石碑だらけの岬を少し歩いて
海鮮土産物店に誘われるのも前回と全く同じ。初めて訪問の
皆さんは喜んで記念碑の脇で写真を写したり、昆布を買い込んで
いましたが、こちら白けるばかり。まあこちらへの3回目の訪問が
ないのは確かとなっています。

風連湖にて
丹頂 白鳥 木道
こちらは前回、湖を背景に缶ビールを撮影した所です。そこで
同様に缶ビールを買い込みグビリ....北海道限定のビール
なのですが、以前ほどの感動がないのです。製法が変わった
訳ではないのでしょうが、最近のお気に入りがキリンのラガー、
あの苦みが分かって来たようで、味覚と嗜好は歳と共に変化する
のでしょうか。皆さん道の駅の広場で記念撮影しているのですが、
皆さんとは違う写真を求めて湖の水辺の木道を速足で巡りました。
丹頂に白鳥、少しは近づけたようですが、ビールのおかげで少々
息が上がってしまいました。ちなみに丹頂鶴、丹頂と呼ぶのが
正解だそうな。

本日の旅終了 川湯温泉へ
本日は前回の行程と重複するばかりで
感動する観光地は皆無。まあ3年前では
そんなに古い話ではないので仕方がない。
そんな時はバスからの風景を楽しむのが
一番。夕日が落ち切るまでカメラを構え
続けています。
夕暮れ
今回の旅を選んだ理由が3か所の温泉を訪ね、最後に小樽・札幌を
歩き回るのが最大の目的。観光地訪問は二の次ですから少しは
我慢しなければなりません。まあ最近の私の旅の傾向が名所旧跡の
観光から体験に変わりつつあるのを実感です。

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