在りし日のネパール(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
続いてボダナート見学  2015/3.08
無料の観光とはいえ、連れて行ってくれたのが火葬場。よけいに
旅の疲れが増したようです。続いてバスはビルが立ち並ぶ
繁華街に入り込み道端に停車です。さて何を見せてくれるのか
知らぬままに歩道を歩き始めました。

繁華街
テンプー 乗り合いタクシー 大型トラック パトカーとテンプー
テンプーなる乗り合いタクシーがこちらでは多く走っています。
行く方面の同じ客が運転手と料金の交渉をして、折り合えば
乗り込んでいるようです。バイクはもちろん大型のトラックさえも
走行中。日本で言えば銀座に大型トラックが走っているようなもので
違和感を覚えたのですが、この道を歩いて渡ろうなどとは思わない
ですね。そして排気ガスが充満でこちらではマスクが必携でしょう。

街の人々
お巡りさん ガソリンスタンド 頭上の荷物
行く先に何があるのか分からぬままにガイドさんの後に付いて
歩道を行くのですが、観光地とは別な賑やかな風景に実は喜んで
人物撮影に励んでいます。お巡りさんとパトカー、そして小さな
ガソリンスタンドと目移り状態。アチャー失敗しました。大きな荷物を
頭に載せて歩く人を写しているものの、それに付いて歩く子供を
写し損ねています。旅も終わりに近づき、どころか延長で余分に
歩いていますので、本人相当に疲れているようです。

ボダナート 曼荼羅の塔
ビルの谷間から タルチョ 五体倒地の祈り
ビルとビルの谷間の先に大きな仏塔が見えています。ネパール
最大の仏塔だそうですが、やはり曼荼羅の構造を表現している
ので昨日に訪問した寺院のストゥーパと規模が違うだけで全く
同じものとなっています。
台座=地 半円球ドーム=水 目のある基部と13層の塔=火 
円形の傘=風 尖塔=空と世界を表現しているそうですが、
無心論者としてはネパールのシンボルとして見るだけでしょうか。
五体倒地といって体を折り曲げながら進む熱心な信者も見て
しまいました。そして白い塔を保つために塗り重ねられているため
歴史的な古さは感じないのですが、タルチョという経文が刷り
込まれた5色の祈祷旗がハタメク姿は壮観です。

右回りに歩く人々
グルグルと ストゥーパ 僧侶
ストゥーパの周りを右回りにマニ車を回しながら巡るのが参拝の作法。
本体の中に入ってみました。ここにも大きなマニ車があり、機械の中に
入ったような気分。それよりもストゥーパの周りに立ち込んだビル群が
高さも揃えられ、パリの町並みを見るよう。もちろん木とレンガですから
ネパール独特の町。先ずはストゥーパが建ち、遠くから巡礼に訪れる
信者のために宿泊施設などが囲むように建ち込んだと想像するのですが
間違いないでしょう。

出会った子供達
ガードレール 鳩の群れ 孫自慢
ノッペリしたストゥーパにはそんなに興味を覚えないために
時間を潰すのに困ってしまいます。そこで無理からに出会う
子供たちを写そうとするのですが、いまひとつ意欲が湧かない
ようです。どうも私の中では旅が終わっていまして、気持ちは
帰国の飛行機の中となっていたようです。

以上で一日余分にネパールを観光したことになるのですが、問題は
帰国の飛行機。これに乗れなければ泊まるホテルもないのです。
まあ自分ひとりなら完全にパニックになるのでしょうが、ツアー仲間が
一緒なら焦ってもしょうがないとばかりにホテルのレストランで夕食と
なります。ネパール料理にも完全に飽きてしまい、写真に残す気力も
無くなっています。食事中にも添乗員氏も電話を掛け続け、ついに
嬉しい報告が聞けました。離陸時間は定まらないながら、搭乗の確約が
取れたそうな。皆さん「本当に飛べるのかいな」と疑心暗鬼ながら
取り敢えず空港で搭乗を待ち続けることになりました。
空港到着8:00、空港内はもちろん仰け反るほどの人込み。果たして
私たちは無事飛行機に乗れるのでしょうか....?

NEXT  BACK  ネパールTOPへ  銀塩写真館TOPへ