在りし日のネパール(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
空路 山岳リゾートの町ポカラへ 2015/3.04
昼食を終えて空港に帰ってきても飛び立つ気配なし。
またまた喫煙所での時間つぶしとなるのですが忍耐が
切れる頃にようやくフライト時間がボードに表示されました。
14:30、問題がなければ10:20の予定だったのです。

遅延の元凶 トルコ航空機着陸失敗
こちらが問題のトルコ航空機。風に煽られ
着陸に失敗したそうですが、確かに前足を
折って滑走路に突っ込んでいるのを目撃。
移動バスに乗り込む最中にこれを発見して
カメラを構えたものの、お巡りさんに制止
されて画面がナナメになってしまいました。
滑走路の機体
遅れに遅れる国内線離陸
国内線滑走路 搭乗中 機内
ヤレヤレやっと国内線が飛ぶと座席に着いたものの、風速が
規定を超えたとかで、再び空港ビルに戻されます。こんなに
天気が良いのにとブツブツ。事故のために規定が厳しくなって
いるようですが、風が緩まったと再び飛行機に向かったのは
一時間後、オコラナイ・オコラナイ....

30分の飛行でポカラ到着
至る所に断層 ポカラ到着 ローカル空港
こんなに辛い思いをしたのに飛行時間はたったの30分。このまま
飛行機が飛ばない時には陸路をバスで行く案もあったそうですが
クネクネの山道を7時間掛けて走らねばならず、元気な人でも疲れ
果てるそうな。おまけにトイレ休憩出来るような場所も全くないのだとか。
幸いにして飛行機が飛んで本当にヤレヤレ。ところが折角の窓際の
席をくれたのにヒマラヤは全く見えずで残念な思い。ポカラ手前では
地面に断層が多い事に気が付きます。大地が草創期なのでしょうか。
機内で配られた飴を舐めている内にポカラ到着。本当にコジンマリした
空港となっています。

空港周辺の町
商店街 親子で掃除 下校中
子供たちの下校時に出会ったようです。整備された綺麗な町とは
言い難いのですが、子供たちが多いと町に活気があるように
感じましたね。

サランコットの丘目指して
山岳橋 ドライブイン 孤独
最初の予定では昼前にポカラに着いてペワ湖なる湖でボートに
乗る予定だったのが翌日に変更となりました。そこで時間的には
予定通りのサランコットなる山に登り、夕陽に染まるヒマラヤを
眺めようとバスは山を登り始めました。この通りの曇り空、果たして
ヒマラヤは見えるのでしょうか。
カーブの先にひとり座り込む男性、天気が良いと絵になりそうです。

微かに見えるヒマラヤ マチャプチャレ
バス終着点 犬と遊ぶ少女 微かにヒマラヤ
数十分の後、バスが転回出来る広場のある集落に到着です。
こちらから約10分、展望台までのハイキングとなるのですが
夕陽どころか見えるのは雲ばかり。夕闇迫る山道をブツブツ
言いながら歩き続けています。展望台では絶対に見えそうに
ないヒマラヤを皆さん待ち続けていますが、早くホテルに入りたい
気分で一杯となっています。バスが下り始めると遥か彼方に
ヒマラヤのマチャプチャレ(魚のヒレ)が辛うじて頭を出しています。
バスの中で歓声が沸き上がったのですが、随分高い所を登って
いるように思いながらもヒマラヤはスケールが違うと実感です。

今宵の夕食は日本食 天ぷら料理
日本食レストラン まさしく天麩羅定食 夜遊びの少女達
全体的に街が暗いのが分かりますね。バスを降りて暗い中
向かったのが日本食料理店。全く日本で出される天麩羅定食に
遜色の無い出来栄え。小振りのエビが2匹、後は野菜ばかり
ながら、日本のお米に日本茶と満足のいく料理となっています。
ただ天つゆの出汁が今ひとつ、まあこの山奥で鰹節の要求には
無理があるようです。食事を終えて通りに出ると二人の少女発見。
こんなに暗いのに何をしているんだ!早く帰りなさい(日本語)と
言いながら、あまりの暗さから内臓ストロボの登場となります。

お泊りはポカラグランデ
広くて暗いロビー ゆったりの客室 大理石の水周り
次々と毎日ホテルが変わる旅行も楽しいものです。これでも一応
建築家の端くれだったので、玄関ロビーの大きさやレストランの
配置、部屋までの動線を見るのが楽しみとなっています。ポカラは
山岳リゾートで有名な地だそうで、こちらもリゾートホテルとしては
高級な部類に入りそうです。

今回のツアーは飛行機事故の煽りで遅延に振り回されている
ようです。ようやく飛行機の座席に着くや否や、即座に降ろされた
時には本当にガックリしましたね。ネパール旅行は天候との闘い!
とシミジミ悟った次第。

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