イタリア紀行(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
カプリ島でリゾート気分 2016/4.11
さて本日はカプリ島への船旅。今回のイタリア旅行でベニスに
続いて見ておきたかった観光地となります。観光パンフレットに
掲載の「青の洞窟」マリンブルーを是非見ておかねばなりません。

ナポリ港からカプリ島へ
ナポリ港 天候回復 カプリ港
青の洞窟を見るには天候次第・運次第だそうです。ナポリ港に
到着した時にはドンヨリした雲が漂い、マリンブルーに出会うには
微妙な天気となっています。ナポリ港から高速艇で約45分、観光客
で満杯状態でしたが、その内に青空が広がり快適な船旅。カプリ島の
マリーナ・グランデ港に接岸、これぞ陽気な地中海の色でしょうか。

青の洞窟に侵入
手漕ぎボートに乗り換え 洞窟入り口 青の世界
いよいよ青の洞窟に侵入となるのですが波の大きさから危うく
中止になる所でした。中型の船で洞窟の前まで来て、手漕ぎ
ボートに乗り換えるのですが、そのボートが天候の回復を見て
後から連なってやってくる状態。それが何とか間に合い3・4人づつ
分乗して洞窟に入って行きます。我ら乗客は船底に座り込み足を
延ばして頭を低くするように乗り込むのですが、狭い進入口が
ギリギリの大きさで、船頭さんも座っているだけでは通り抜けられ
ない高さ。天井にロープが張られ、船頭さんがグイッと手繰り寄せ
ながら体を後ろに倒し込むのです。船頭さんの背中が突然迫って
きたのにはビックリ、一気に暗闇の洞窟の中に突入です。海面だけ
が青く光って、これぞ幻想の世界。ところがカメラの設定が間違って
いたようで上手く写せない....本人焦る焦る。設定を変えるにも
暗過ぎてどうにもならず、諦めて目に焼き付けておこうと思い直し
ます。ちなみにこの写真は嫁さんのコンパクトカメラによるものです。

海辺のレストランでリゾット
海辺のレストラン 厚切りチーズ シーフードリゾット
無事に洞窟訪問を終えて昼食となります。海岸沿いのレストラン、
リゾート気分を満喫するために我が夫婦と今回の旅で知り合った
ワイン仲間のT氏は屋根のないテラス席をお願いしました。念願の
マリンブルーと対面しての達成感からワインが実に美味いのです。
そしてステーキ状のチーズが肉のような歯応えで初めての感触。
これほどワインに合う食材はないのかも知れません。続いて出て
きたのがリゾット。なるほど西洋粥というべきものか、トマト味ながら
もう少し刺激的な味が欲しくなります。しかし海辺のテラスでチーズに
ワイン、これは記憶に残ります。

海辺の散策
カプリの繁華街 海辺 舳
1時間のフリータイムとなるのですが、陽光溢れるカプリ島。
ワインの酔いも手伝い、夫婦は次々とお買い物に励みます。
中でも高価なお買い物はカプリウォッチ。この島でしか売って
いないという高級時計なのですが、中身はシチズン製で間違い
ないのだそうな。あまり興味はないのですが嫁さんが買おうと
いうもので、それぞれに買ってしまいました。確かにデザインは
素晴らしいのですが私には分厚く重過ぎるようです。それに
お土産としては高過ぎたようで約4万円也。免税で税金が戻って
来るはずが、未だに振り込まれず....さてどうしたものか?

カプリ島を離れソレント港へ
高速船 さらばカプリ 断崖
再びツアーメンバーは集合して、この高速艇に乗り込みカプリ島を
後にします。長かったイタリアの旅、雨にこそ降られなかったものの
ついに快晴と思える天気、それがカプリ島だったのは幸いでした。
洞窟訪問が中止になった時は近くの山に登るそうですが、雨の
カプリ島では絶対に絵にならないでしょうね。
高速艇がソレント港に着岸です。見上げるような断崖、さて階段を
登らねばならぬかと覚悟したのですが、マイクロバスが待ち
受けていました。さすがにこちらは観光先進国なのです。

青の洞窟、恐ろしく小さな穴を抜けて入っていくのですね。洞窟の
中は真っ暗ですが、小さな入り口から差し込む光が白砂の浅瀬を
照らし出し、その反射光が海水を青く見せているのでしょう。
美術館で絵や彫刻を見るのは意義深いものですが、私にとっては
自然そして歴史ある街並みを見るのが旅の目的。それがまたひとつ
叶えられ、カプリ島訪問は貴重な体験となりました。

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