イタリア紀行(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください) | ||
ポンペイからアルベロベッロ 2016/4.09 | ||
本日はローマを後にして、これまた35年前に訪問のポンペイ。 約1900年前に噴火のベスビオ火山の灰に埋もれた町ですが 発掘が進み当時の生活が生々しく感じられ、感動した思い出の 地となっています。同じ場所を旅するのは避けたいのですが イタリア観光の定番の地となっていますので感動を再び、と ばかりに歩き回っています。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
ローマから240km離れたポンぺイまでの高速道路が実に快適。 緑溢れる郊外を快調にバスが進んでいたところ突如の大渋滞に 出会ってしまいます。一時間以上トロトロ進み、皆さんイライラ。 中でも添乗員さんが本日のツアー行程が消化できるかと心配して いたようですが、ようやくその原因が分かりました。トラックの追突 事故でして、トラックの運転席が焼け落ちていました。おかげで 行程が全て先送り。トイレ休憩を外す訳にもいかず、昼食の時間が 午後1時を超えてしまったのです。それにしても青空の下で見る緑が 本当に綺麗、そして所々に見る丘の上の集落がまるでお城のように なっていまして、それぞれを訪ねて歴史を感じるのも楽しそうです。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
ようやく昼食となりました。遺跡近くのレストラン、ツアー専用の ようで駐車場にはバスが入れ替わり立ち代わりで混乱状態。 これを心配して添乗員さんが焦っていたのです。広いレストランに 外国人が犇めくものの問題なく席に着き、魚介類のパスタ。どうも カラス貝が小さいようですが、続いてシーフードフリッター。衣を着け 揚げたものを塩で食べるだけ、ボチボチ天つゆが欲しくなります。 アイスクリームはこちらが発祥の地だそうで、35年前嫁さんが 喜んで食べていたのが思い出されます。イヤ懐かしい.... |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
遺跡内部への侵入となるのですが、35年前と違うものを見てしまった。 大きなブロンズ像が数か所配置されているのです。発掘したままに 保存するべきところを異様なほど大きな像を置くのは如何なものか。 と少々怒りを覚えたものの、その像の出来栄えに喜んでしまいます。 雰囲気を壊す訳でもなく、遺跡よりも見応えがあるのです。これは リピーターへの仕掛けかも知れませんね、チガイナイ。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
遺跡を訪問するのは大好き、崩れ落ちた残骸から当時を忍ぶのは 楽しいものです。立ち続ける列柱の数々、浴場跡にパン屋の窯跡。 中でも歩車道が分離され、車道には深い轍の跡、道路には小さな 蛍石が嵌め込まれ明りを反射するようになっています。暗い夜道を 明りを灯して走る馬車を想像すると嬉しくなってくるのです。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
あの頃も戦争を繰り返していたのでしょう。となると街の装置として 必要になるのが売春宿。街角に宿を指し示す標識?宿を覗くと 如何にも堅そうな石の狭いベッド、そして壁には色物の壁画が 残っています。ほどんど崩れ果てたパン屋よりも見応えアリ? |
||
![]() |
||
![]() |
||
こちらは初めての訪問となります。町の中心から外れた位置にある ために時間的に制限のあった前回のツアーは省略したようです。 これはガイドさんの嗜好にも左右されるのですが、丁寧な案内に 我が添乗員さんは次の行程を考えてヤキモキしていました。しかし 灰に埋もれたとはいえ上部建物がないために綺麗に残っています。 紀元前、噴火前にはアチコチにタイマツを灯してオペラの鑑賞をして いたのでしょうか。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
最近名前を聞くようになったアルベロベッロを目指してバスは 走ります。その距離320km、このような広い道路でブドウ畑を 時に見かけるだけで草原が広がるばかり。広々とした風景に 風力発電の列、黒い雲を背景にすると何やら不気味な光景に 見えて来るようです。夜も更けて9時近くにアルベロベッロの レストランに到着。朝の渋滞が影響しているのは間違いなし。 ようやく夕食に有り付けました。出てきたのがオリキエッテパスタ。 耳の形をしたショートパスタですが、日本でも手に入りそうですね。 薄焼肉のソティの写真も残っているのですが、いずれの味も 印象に残っていません。 |
||
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
夜も11時を過ぎているというのに皆さん元気。ホテルから20分 ほど歩くと、円錐形の屋根の集落に出会います。見たこともない 風景に喜んで歩き回るのですが、さすがに夜中では観光客も 少なく、石造りの新興住宅地を歩く雰囲気。その中の一軒が 日本人の陽子さんが経営する土産物店になっています。 こんな所に日本人....TVにも登場したとかで真夜中にも 関わらず、ご夫婦で歓迎してくれ屋上まで案内してくれました。 皆さん喜んでしまい、こちらでイタリア土産の大部分をお買い上げ のようです。 |
||
世界遺産にも登録のアルベロベッロ。円錐形の屋根と白い壁の家、 トゥルッリと言うそうですが、壁は石を積み重ね厚さが1mを超え、 屋根も平たい石を積み重ねています。これは税金対策のひとつで 税の徴収人が来た時には屋根を取り外して税を逃れたという話も あるそうです。木造文化の人間がこの地を訪れると、独特な雰囲気を 感じるのは確かです。 |
||
NEXT BACK TOP 銀塩写真館TOPへ |