イタリア紀行(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
世界遺産ローマ歴史地区 2016/4.08
これからはローマ訪問の定番コースになるのですが、35年前の
記憶を辿って歩くのも楽しいものです。ただ残念なのは曇り空、
薄汚れた遺跡と古い建物の数々を眺めていると気分が次第に
落ち込んで来るようです。

遺跡と名所
車窓より遺跡 カンピドーリオ広場 スペイン階段修復中
街の真ん中には古代ローマの遺跡が保存されています。まあ
放置と言っても良さそうなのですが、それを歩いてジックリ見たい
のにバスは通り過ぎるだけ。この近くに映画ベンハーの戦車
レースを撮影したという広場を見るものの解説すらない状態。
もはや大作映画も過去のものになってしまったのでしょうか。
中央の坂の写真、カンピオドーリ広場だそうですが、35年前にも
写しています。その写真は青空が背景で花が咲き乱れていて
これぞローマという雰囲気だったのですが、天気が違うとこれほど
印象が変わるものか。そして新婚夫婦が映画ローマの休日の
イメージを求めて仲良く?歩いたスペイン階段。疑問符が付く
には理由があるのです。こちらが新婚旅行の最初の立ち寄り地
だったのですが、南回りでやたら飛行機から降ろされ、ようやく
ローマに辿り着いた時には寝不足でフラフラ状態。なのに我が
新婦は近くのバッグ店で喜々として買い物に興じていたのです。
嫁さんの買い物好きを早くも新婚旅行から思い知らされたのですが、
そのスペイン階段、今回は工事中で立ち入り不可となっています。

トレビの泉は大混雑
路面電車 トレビの泉
ローマの路面電車、トラムと言うそうですが芋虫のようで可愛く
そして粋に見えるのですが最近、廃線傾向になっているそうな。
建物の間を抜けるとトレビの泉。突然の噴水と彫刻の出現に
驚いたものですが、今回は人込みに驚かされました。泉に近づく
のも困難な状態で、とても雰囲気を楽しむ気分にならず。そこで
向かいの教会の階段から、その人込みを写しています。どうも
中国系の観光客が多いように見えたのですが、日本人同様に
ヨーロッパへの憧れがあるようです。

コロッセオは外観のみ
コロッセオ
映画「ドラゴンへの道」でブルース・リーとチャック・ノリスが戦った
コロッセオ。前回訪問の時は内部に入ったのに、今回はこの位置
から一歩も動かないのです。歩き観光の休憩をしているかのように
なっているのですが、長々と美術館巡りするくらいならコロッセオの
内部探検をするべきでしょう。チュニジアでもやはり闘技場を見学
していますので、ジックリ比較してみたかったのです。残念

カンツォーネ付きディナー
サンタルチア トマト味のパスタ ポークソテー?
今宵の夕食はカンツォーネ付き、そしてハウスワインにミネラル
ウォーター飲み放題と楽しみにしていたのです。意気揚々と
先頭を切ってレストランに入ったもので、奥の隅っこに座る
破目になってしまいました。それがまた一度座ると動きが取れ
ないほど、テーブルと椅子がミッチリ配置されています。通路の
部分でお姉さんがカンツォーネを歌ってくれるのですが、遠くから
それを眺めるだけ。本格的にステージ撮影が出来るものと思って
いたのが完全に裏切られてしまいました。アコーデオンの伴奏で
サンタルチアにフニクラと定番の歌ばかり、その昔よく聞いていた
ポピュラーソングを聞きたかったですね。しかしこれもまた古いか?
本格的な料理が食べられると期待したものの、ここでもパスタに
魚肉のソテー。まあ日本でイタリアンのレストランに行ったことが
ないのですが、もう少し工夫があっても良さそうです。

夜景そしてお洒落なホテル
アーチ 客室 水回り
レストランの向かいにアーチのある壁、その奥に続く明りに照ら
された建物群に雰囲気がありましたので喜んで写しています。
バスは郊外に向かいホテルに到着。比較的に新しい3階建て、
お洒落な雰囲気もありますが室内の天井高は最高記録でしょうか。
水回りの清潔感も満点ですが、ヨーロッパのホテルにはビデが欠か
せないものとなっているようで、ビデよりもウォシュレットが欲しい?

ローマではスリ盗難にご用心。ツアーのお一人がリュックから
クレジットカードを抜き取られたり、帰りの駐車場では女性が
囲まれたりで、現実の話として実感しました。カードは即座に
停止の電話、囲まれた時には添乗員さんが必死になって
追い払い事なきを得たのですが、盗難にでも合うと楽しい
はずの旅行が一転して暗くなってしまいます。幸いに大きな
事件にも出会わず無事ローマ再訪を終えることが出来たものの
やはり青空の下で歩きたかった....全く印象が違うのです。

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