インド世界遺産紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
霧中のシクリ城  2013/12.17
ガンジス河の沐浴も見たし、タージマハルも見た事で
私の中ではインド旅行も終わった気分になっています。
ところが旅はまだ半分を終えたところで、まだまだ
世界遺産を訪ねて旅は続くのです。

アグラの朝
客室 ナマステ 庭の彩り
窓から外を眺めると深いモヤが掛かっています。
「タージマハルの朝日鑑賞」希望者のみご案内とあるのですが
これは迷う事なくパス。そんなに疲れていた訳ではないものの
スモッグで霞んだタージマハルを見ていますので、朝靄の中では
絶対に見られないだろうと判断です。これが大正解となりました。
4・5人の方と添乗員さんが参加したそうですが、濃霧の中では
まったく見られなかったそうです。あの方向にタージマハルが
建っているハズ....だとか。こちらおかげでノンビリ朝を
過ごさせてもらいました。

濃霧の沿道
線路 トラック出現 焚き火
バスはジャイプール目指して走り出すのですが、これがまた
恐るべき濃霧。盆地のような地形なのでしょうか、どんな所を
走っているのか判明しないほどの霧となっています。
そんな中、バスはスピードを落とすことも無く走り続け、少々
ハラハラしながらも、霧の幻想写真でも撮れないかとカメラを
構え続けているのです。

城跡
アーチ門 霞む塔 池
バスは幹線道路を外れて山を登り始めます。先にも書いたように
まったく予備知識なしなので、何処に連れて行かれるのか
知らない状態。バスを降り、霧の風景を喜びながら歩いていると
道端に城壁の瓦礫や門が見え始めます。門をクグルと何やら
壮大な建物がおぼろげに見えてきました。ジックリ見ると
石造りながら複雑な造作に感心させられます。後から知ったの
ですが、こちらが世界遺産の「ファティプールシクリ」だったのです。
預言者の言葉に従い遷都したものの、水不足のために14年後に
再びアグラに遷都したとかで、一時期とは言え都だったお城なのです。
幻想的な霧の中での世界遺産との出会い、素直に喜びましょう。

濃霧の風景
修復作業 霧の風景 喧嘩
霧の中に人が蠢いています。遺跡の修復しているのですが
どうも説明文を付けなければ判明しないくらいの霧となって
います。そして霧の中に立つ巨木が印象的なので門の
アーチを絡めています。オヤ10人近くの男性が喧嘩をして
いるようです。殴り合いを始める者、それを仲裁する者と
珍しいものを見せてもらいました。拡大写真では補正して
みたのですが、ナルホド若者が入り乱れています。

出会った人々
登校中 トラクター バスの男
学校に向かう子供達、向こうからもハッキリ見えなかったのか
目が合っていないのは残念。突然出現の大きなトラクター。
驚いてシャッターを切ってしまいました。そしてバスに乗り込み
隣のバスを見やると男性と目が合います。アイコンタクト、これが
結構楽しいのですが、これもバスツアーの楽しみでしょうか。

出会った動物達
キジ ロバ 犬一匹
タージマハルほどの観光地でもなく、おまけに朝早いので
キジにも出会いました。人間に出会ってもノンビリそしてトコトコと。
そこで動物の写っている写真を無理からに揃えています。
ロバも重要な輸送手段になっているようで霧の中をトコトコと。
列柱の間に野良犬発見。同じ列柱を写すにしても その中に
犬の一匹でも居ると居ないのとでは大違いですよね。

思いがけず立派な世界遺産の城に出会えて大感激です。
霧に包まれて幻想的なうえに、観光客も少なくてイニシエの
雰囲気が味わえたようです。後でポスターで確認したのですが
色んな宗教を取り入れた不思議な建物の数々だったようです。

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