インド世界遺産紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
ベナレスからアグラへ  2013/12.16
意外なほど短時間で沐浴見学が終わったかと思えば、お次は
市内の寺院目指して移動です。出来ることなら沐浴場に居続けて
いたいのですが、ガイドさんも予定の観光をこなすのに必死に
なっているようです。

寺院見学
ガンジスの朝陽 ヒンドゥー大学内の寺院 インドの地形図
ヒンドゥー大学の敷地内に寺院がありまして、こちらの訪問。
ところが駐車場に降り立つと、朝陽が昇っています。ツアーの
行程表には「ガンジス河の朝陽鑑賞と沐浴見学」となっていますが
こんなところで朝陽鑑賞とは本当にガックリ。こんなに急ぐのは
次の行程のアグラ行き飛行機の出発時間に合わせようとしている
からなのです。
さて寺院見学で中に入るには靴を脱がねばなりません。確かに
掃除はされているのですが、普通の石畳でハッキリ言って気持ちが
悪いのです。お次の寺院の中にはインドの地形を表現した地図が
建物の中にドッカリと配置されています。インド北部ではヒマラヤに
向けて切り立ったように山があるのが良く分かりました....?
こんなものを見るくらいなら沐浴場に居続けたかったですね。

市内の喧騒
メイン通り 野菜市場 運ぶ女
寺院見学よりも、絶対に面白いのが街角の風景。商店の類は
ホトンド無く、道端で商品を持ち寄り売買する人々で大混雑。
これには喜んでしまい、カメラをシャッター優先に切り替えて
写し続けています。インドのバスは運転席助手席の後ろに
仕切りの壁があり、客が前から乗り込むと、その壁のドアを開けて
客席に乗り込むのです。その壁、窓はあるものの前方を写すのは
不可能、そこで思い付きました。最後部の席でカーテンを開けて
後ろの風景を写すのです。上下動が大きくて写し難いながら
左端の写真のとおり、行き交う車やバイクが道路に溢れているのが
良く分かりますよね。

人々
果物売り 新聞 少女達
ついにマトモな人物撮影となりました。寺院見学の後のバスに
乗り込むまでの短い時間に近場を写しているのですが、物売りの
親子に新聞を読みふける老人。そして女の子達が近くに寄って
来てくれたのですが、背景に牛が納まってくれたのは幸運でしたね。
インドの老人は一日に10回くらいチャイという紅茶とミルクを混ぜた
ものを飲みながら政治談議に明け暮れるのだそうな。フ〜ン

国内線でアグラへ
機内風景 飛行中 ガンジス河
ツアーはアグラへの移動のために空港に向かいます。ところがまた
定時の離陸は望むべくもなし。約1時間の遅れで、無駄に空港内で
時間を過ごします。ブツブツ ところがここで面白いもの発見です。
ライター・マッチ持込禁止なのに喫煙室がありまして、さてどうやって
タバコに火を点けるのかというと、壁にボタンがあり小さな穴の奥で
電熱コイルが赤くなるのですね。ナルホド納得。下に見えるのは
ガンジス河でしょうか。まったく霞んで判明し難いもののパソコンで
コントラストを上げれば判るはずと写しておいたものです。ちなみに
ベナレスからアグラへの飛行時間は約1時間となっています。

ベナレスのゴミゴミ感は充分に味わえたようです。バイクに車そして
そこに牛に犬が入り混じる雑多な空間。今まだ世界にはこのような
混沌とした場所がある事を思い知らされました。呆れながらも実は
喜んでおりまして、もう一度インドを旅することがあるならベナレスを
外す事など考えられないですね。

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