インド世界遺産紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
ベナレス市内観光  2013/12.15
ベナレスは英語表記を日本語読みしたものだそうで他には
ヒンドゥー語でワーラーシー・バナーラス・バラナシなどと
呼ばれているようですが、ここでは行程表に書かれた
ベナレスとしておきましょうか。

ベナレス到着
ベナレス空港 デリーより約1時間15分の飛行、
列車で移動のツアーもあるのですが
効率よく世界遺産を巡るのには
飛行機が最適かと思ったのですが
1時間も出発時間が遅れるとなると
先が思いやられます。さて....
私の海外ツアーは飛行機に乗るのも楽しみひとつ。
今回は3回も国内線を利用するのですが、これがこの
ツアーを選んだ理由でしょうか。

喧騒の街 午前
牛の糞 人だかり 二人の女性
横断中 ゴミゴミ感満点 街角
先ずは牛の糞を丸めて干している風景。これを燃料にするそう
ですが、アフリカの奥地の話かと思っていたのが現実を目の前に
して、驚くやら呆れるやら。道端に人が集まっているのは市場。
信号もホトンドなく、車やバイクそして自転車が我先に前に進むのみ。
そのカタワラには牛に犬そして歩行者。クラクションが鳴らし続けて
やたらウルサイのです。これがまた豚を絞め殺す時の悲鳴のような音。
これぞ喧騒というもの、私の求めているゴミゴミ感、それを完全に
超えたゴチャゴチャ感とでも言いますか。

喧騒の街 午後
露地 市場 昼寝
修理中 道路補修 牛糞乾し
ホテルにて昼食、まったく食事内容の記憶がないのですが、
恐らくカレーだったのは間違いなし。午前に引き続き埃っぽい街の
写真となるのですが、気になるのは右上の寝転がった人。
街中を走っている間に警察や救急車を見かけませんでしたね。
もしかして亡くなっているのかも?スーパーにコンビニも一切
見当たらずで、道端に倒れていても日常の風景かも知れません。
牛も確かにウロウロしているのですが、写したものの気に入った
写真が見当たらず掲載見送りです。中にはホルスタインの種も
徘徊していましたね。そしてガンジス河で火葬するために花で
飾った戸板のようなものを担ぐ人々も見てしまったのです。

ダメークストーパ 仏教遺跡
夕暮れの遺跡 ストーパ 祭壇
現在インドでは70%がヒンドゥー教信者、20%がイスラム教で
仏教発祥の地なのに仏教徒が5%にも満たないそうです。ヘ〜
その昔トルコとの戦いで国王が仏教を支援する余裕が無くなり
廃れていったそうな。我がツアーは仏陀が最初に布教した地
サルナート訪問となります。霞む夕日のもと僧院の遺跡を駈けずり
周っています。遠くに40mを超える仏塔、只今足場を作って修理が
続けられていました。そして祭壇のようなものに花びらが撒かれて
いたのは熱心な仏教徒が祈りを捧げていたようです。
こちらでの見どころは考古学博物館、綺麗な顔をした仏像や
発掘された遺跡の数々。インドの人々には仏教が過去の物に
なっているようです。

夕暮れ
イスラムの女性 雑踏 シルク店にて
ベナレス中心部にあるホテルに向かう途中もカメラを向け続けて
います。黒いベールを被った女性、確かにイスラム教も浸透して
いるのを実感。走る車はボロ車ばかりで、高級車が溢れる中国とは
大違い、どうやらスズキの車が高級車に見えてきました。ツアーは
お約束のシルク店訪問です。機織の実演やら染物の実演を見学した
後はショッピング。こんな時は全く興味が無い姿勢を取るに限ります。

ホテル ヒンドゥースタン インターナショナル
ホール吹き抜け 客室 街の喧騒
インドでの滞在ホテルはイズレも高級に属するようです。
吹き抜けの広いロビーに土産物店。さすがにコンビにはない
ようですが、客室も広々としてご機嫌となっています。
窓の下はホテルの駐車場、その先は繁華街となっていて
窓を開けると、通りからクラクションが鳴り響き続けています。

観光一日目にしてインドの喧騒振りを見てしまったようです。
ズラズラと街角風景を連ねているだけと怒られそうですが
このゴミゴミとした街並みを求めて旅しているので ご容赦。
ガイドさんにインドも中国のように発展するのかと聞けば
それは望みが無いとのお言葉。中国のように共産党一党
独裁でもない限り、宗教の戒律に縛られたその日暮らしの人が
ホトンドだそうな。ウ〜ン ナルホド。ベナレスの無秩序の
喧騒振りを見ると妙に納得です。次回はツアーの最大目的
ガンジス河の沐浴風景となります。

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