在りし日のネパール(拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
世界遺産 バクタプル 2015/3.03
ガイドブックによると、ネパールは世界で唯一ヒンドゥー教を国教と
してきた国。2006年に世俗国家への転換が国会によって可決、
ところがガイドさんによると、その国会が機能せず、未だ憲法さえ
決まっていないとか。信者の割合がヒンドゥー教80.9%、仏教10.8%
そしてイスラム教が4.3%。これはインドで聞いた割合とほとんど同じ
ですが、宗教中心の国と思って間違いなしでしょうか。

雨上がりのカトマンズ
郊外 看板 装飾トラック
この通り青空さえ見え始めています。朝の雨はナンだったのか。
おかげで1回目のヒマラヤ遊覧飛行挑戦に失敗。ブツブツ言い
ながらも気を取り直して、ネパールらしさを求めてカメラを構え
続けています。首都カトマンズながら高層の建物はほどんど無く
低層の建物が広がるばかり。国としては見せたく無い物を写し
たがるのは観光客の常でしょうか。オヤ面白い看板を発見、
そして装飾を施したトラック、いかにもヒマラヤ山脈の山道を
走るのが似合いそうです。

ダルバール広場に進入
チケット売り場より 石段 石造寺院
東へ12km、程なくバクタプルに到着ですが、この史跡の地域に
入るにはチケットが必要なのです。もちろんガイドさんが支払って
いたのですが、そのパンフレットによるとアチコチにチケット売り場が
ある模様。こちらは15〜18世紀マツラ王朝の首都だった所で
長い歴史の間に広場を囲むように木造のお寺、時には石造のお寺
そのまた周りを囲うように昔の僧院が所狭しと立ち並んでいます。
こちらでは石が貴重品のようで石造の建物は本当に小さいですね。

タマディ広場
五重塔 広場俯瞰 バイク置き場
この中でも立派な壇上にすっくと立つ五重塔が印象的。壇を登って
寺の周囲を巡るだけなのですが、そこから俯瞰するとこの通り。
かなりの高さが分かると思います。勝手に思っているのですが
アンコールワット然り、ヒンドゥー教は山岳信仰ではないでしょうか。
ヒマラヤの尖った山のように高く高く塔を聳えさせています。身近に
ヒマラヤを再現させているのかも知れませんね。

周囲の街並み
メインストリート 孔雀の窓 クマリの館
日干し煉瓦と木で建築資材が統一され、高さまで揃えられた建物に
挟まれた広場に至る細い道路。パリの街並みとまでは言わぬまでも
雰囲気のある風景となっています。ガイドさんの後を付いて行くと
孔雀の彫刻が施された窓の建物の前に出ました。その昔僧院だった
ところですが、なるほど丁寧に彫り上げていましたね。
右端はクマリの館、女神クマリの化身だとかで正面窓から短時間
しっかり化粧をした顔を見せてくれたのですが、撮影禁止だとかで
見張られていて断念です。普段 館の中だけで暮らす少女、幽閉と
言っても良さそうですが祭りの時だけ外に出て来るニュースを見た
ことがあります。

広場脇のレストランで昼食
2階のレストラン エベレストビール 向かいに老女
五重塔の右前にある建物がレストラン。この2階で昼食となりました。
最初のトマトのスープの写真は写したものの、その後の料理は
写しておりません。おそらくカレーのようなものだったのでしょうか
全く記憶が無く、ただエベレストビールの写真がシッカリ残って
いました。このビールには頻繁にお世話になりました。400円前後
だったように思うのですが、ページ作成に間が空きすぎて記憶が
怪しくなっています。料理が出る前に向かいの窓に佇む老女発見。
もしや絵にならないかと写しておきます。

遠足の子供達
遠足 ジャンプ 記念撮影
中学生くらいでしょうか、行く先々で頻繁に出会いますので最後に
集まってもらい記念撮影。何か問いかけられたのですが全く会話が
成り立たずで、こちらもソソクサと離れたのですが少々残念な思い。

日干し煉瓦の街
舗装工事中 トラクター レンガ洗い
ほとんどの建物が木の柱に壁はレンガで傾きかけた建物も存在。
時には柱にコンクリートを使っている建物もあるのですが、その柱も
日本では考えられないような細さとなっています。またこちらの道路の
舗装はレンガなのですね。ネパールの色はこの日干し煉瓦から
来ているようですが、右端の女性グループは解体中の建物のレンガを
洗っていました。それだけ資源が限られていると言うことでしょう。

出会った人達
子守 ペンダント売り 刺繍袋売り
Vサイン 犬を抱く少年 石彫り職人
小さい子供を背負った少女、これには失敗しましたね。シッカリ
手が出てお金を請求されました。時にはこのような事もあるかと
諦めて負けずに次々と人物撮影です。センエン・センエンとしつこく
付きまとう土産物売りのお姉さん。余りの熱心さに買わされてしまった
のですが、しっかり写させて貰います。七宝焼きの大振りなネックレス、
そして小さな袋。10枚千円が最後には16枚千円。本当に熱心な
売り子さんの方々です。五重塔の壇では子供たちを写し放題。こちら
では全く問題なし。しかし直ぐにVサインをするのには参った....
ほとんど予備知識なしでのネパール訪問ですが、このバクタプルで
充分ネパールの雰囲気を味わえました。木とレンガのみで建てられた
歴史あるお寺に街並み。そして素朴な人々との出会い、後は
ヒマラヤにご対面のみでしょうか。

NEXT  BACK  ネパールTOPへ  銀塩写真館TOPへ