ドバイ・モロッコ紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
トドラ渓谷めざして  2013/3.04
バスに乗り込んだ途端、雨が降り始めました。それも
本降り状態。砂漠にも雨が降るんだ~と妙に感心し
ながらも、やはり気持ちが暗くなってきます。最近
旅に出ると雨に降られる事が多くなってきました。
どうやら神に見放されたか?まあこんなに多く旅に
出ていると雨に降られる確率も多くなるというもの。
ここは諦めて雨を楽しみましょう....

大雨に遭遇
ラクダ群 フロントガラス 濁流を前に
突然の雨にラクダの集団も右往左往。アスファルト舗装が
一応整備されているものの、排水路のようなものは一切なし。
普段流れていない川が溢れて、通行止めの箇所が出現です。
バスは風光明媚?なトドラ渓谷を目指しているのですが、何とか
行き着こうと大型バスが細い道を迂回しながら進むものの
ついに断念となりました。添乗員さんが恐縮することシキリ。
私としては元々風景を目指していないもので、喜んで雨に
戸惑う人を写し続けています。

雨中の人々
渡河の女 校門 下校中
よほど家路を急いでいるのか、女性が川を渡り始めています。
この通りの濁流、元々川ではないところところですから深さは
ないようです。そして下校中の子供達、代わり映えしない写真
ですが、こんな雨の風景が見られたということで....

昼食レストラン
レストラン正面 丸パン やはりタジン鍋
トドラ渓谷への道は通行止めとなり、予定を変更して早めの
昼食になりました。予定していたレストランと同じ系列だとかで
荒野の中にしては意外と豪華なレストランに到着です。しかし
出される食事内容はこの通り、丸いパンにタジン鍋で日本の
ように変化のある食事は期待してはなりません。小麦の香りを
楽しみ、野菜タップリのオリーブ煮。これはまさに健康食でしょうか。
ちなみにパンは注文すれば次々と追加してくれまして、文句を
言いながらも結構食べていましたね。トドラ渓谷に行き着け
なかったお詫びとして添乗員さんからドリンクサービス、私は
もちろん迷わずビールです。鍋の向こうに見えるのがこちらの
ビール。手りゅう弾かと思えるような寸足らずの小瓶です。

カスバ街道
カスバ街道のゲート 荷台 壁画
こちらが有名な?カスバ街道。荒野に一本道が通っている
だけなのですが、道沿いにラクダの隊商の休息地としての
カスバが数キロ置きに建っているのです。この頃にはバスに
早めに乗り込み、絶好の位置を占め運転手さんの後ろから
珍しい風景を探してカメラを構えています。オヤ荷台にフードを
被った青年がこちらを見つめています。そして建物の壁に絵を
描いていましたので すかさずシャッターです。

カスバホテル訪問
オアシスの中 カスバの塔 モザイク模様
ガイドさんの知り合いだとかのホテルを訪問です。カスバを
ホテルに改造したものですが、これがまた本当に土造り。
このような雨が降ると、藁を練り込んだ土が溶け出していく
のですね。修復するのも簡単なのかも知れませんが、もしも
洪水に出会うと直ぐに廃墟になってしまうのでしょうね。

ホテルの歓待
出迎え 少年 ミントティー
ホテルの経営者とその子供達に迎えられます。素朴な子供の
歓迎に喜び、いつものドアップ撮影です。そして食堂での
ミントティの接待。かなり暗いので内蔵ストロボと使ってみると
ヤカンから注がれるお茶が面白く写り込んでいました。記憶に
残る出会いでしたが、肝心のミントティ....こんなものか?
どうも白湯にミントの葉を浮かべただけのようでお茶の味が薄い。

砂漠に雨、これもまた面白い体験だったのかも知れませんね。
トドラ渓谷に行けなかったのは残念ですが、通行止めに戸惑う
人々を見ることのほうか嬉しい出来事でした。これは完全に痩せ
我慢なのですが、立ち往生して予定のホテルに到達できない事の
方が問題なのですね。ついに今宵の宿、ワルザザートのホテルに
到着。モロッコで利用のホテルはいずれも水準が高そうです。

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