ドバイ・モロッコ紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
迷路の街フェズ  2013/3.03
チュニジアの旧市街も迷路のようになっていたのですが
高台から全体を見渡しても、その規模の大きさから
相当に複雑になっているようです。益々用心しながら
ガイドさんに付いていきましょう。

迷路
日除けテント 迷路 染色通り
北アフリカを旅すると、町並みが全て土色に統一されている事に
感心させられます。まあ建築の素材が限られていることに尽きる
のでしょうが、長い間に増築を繰り返して現在に至っています。
それが同じ素材で出来ているために行けども行けどもと感じる
のです。こちらはまた露地の上空にも建物が渡っているために
一層複雑に形成されているようです。同業種が集まったところも
ありながら、八百屋・肉屋・果物屋が入り混じって雑多な雰囲気。
右端は染物屋さんが集まっているようです。

街角風景
貴金属店 モザイクの壁 水売り
先ずはガイドさんが契約している貴金属店。金色に輝く皿を
カンカン叩いて他所の店とは厚さが違うから買って行けと言って
いるようです。そしてイスラムの世界ではお祈りの前に手を洗い
足を洗い、鼻の穴から耳の中まで清めるのです。モザイクタイルが
綺麗でしたので写しておきます。右端は水売りのオジさん、カメラを
向けるとお金を取られるとかで、後姿となっています。

フェズの人々
パン焼き屋 運搬人 日差しの中で
絵皿 オレンジ売り パン屋さん
ガイドさんから写真を写す時は気をつけて....特に肉屋は
気性が荒いから写さないほうが良いとか。こう聞くとビビッてしまい
いつものノーファインダー撮影ばかりとなってしまいます。その前に
ハグレ無いようにガイドさんの後を追うことに必死になっています。
パン焼き屋さん、こちらでは客が生のパンを持ち込んで焼いてもらう
のだとか。試食もさしてくれたのですが、日頃柔らかいパンに馴染んだ
人間には今ひとつ。バターが練り込まれているわけでもなく、小麦の
香りを楽しむものでしょうか。実はこの後、この丸くて薄いパンを
食べ続けることになるのです。

フェズの子供達
お使い1 お使い2 急ぎ足
少女 頭 狭路
時にロバを引いている老人などをジックリ写すことが出来たものの
これはガイドさんが先にお金を渡しているのですね。ガイドさんが
先に行ってしまい、その後に写し続けるとお金の請求。完全に
撮影意欲喪失となりました。そこで子供ならば問題ないだろう
子供撮影に切り替え。右下の子供が思いがけず狭い道で
ポーズを決めてくれました。幸いにお金の要求も無くホッと....

これが旅立ち前から楽しみにしていたフェズの風景です。しかし
何とも苦い記憶となってしまいました。カメラを向けて、いつお金の
要求で手が出るかとハラハラ。こんな事なら最初にカメラ券と称して
お金を払うシステムの方が気持ちよく写せるのに....残念。
この後、牛肉のステーキの昼食。それなりに美味かったのですが
注文したビールが手榴弾かと思えるような小さな小瓶、おまけに高い。
イスラムではアルコールがご法度でして、ビールさえ置いていない
店が多いのです。同じイスラム圏ながらチュニジアが懐かしい。あちらは
モロッコほどには厳しくないうえに人間が優しいように思いますね。
さてお次はアトラス山脈を越えて砂漠を目指します。

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