ドバイ・モロッコ紀行 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
4WD砂漠サファリ  2013/2.27
格別に砂漠が好きな訳でもないのですが、旅先で
船に乗ったり、このような四輪駆動の車に乗るのは
実に楽しいのですね。本当は自分自身で運転したい
のですが、慣れぬ車で起伏の多い砂漠を走るとなると
かなり危険な行為。ひっくり返る可能性大なのです。
ここは乗客としてタダ大人しくカメラを構えていましょう。
さてチュニジアに引き続き、ドバイの砂漠は如何なる
ものでしょうか。

砂漠に侵入
ハイウェー バギー給油中 空気圧変更
ガソリンスタンドでのトイレ休憩が1回、砂漠の一本道を突き
進みます。こちらではトイレ休憩がガソリンスタンドで取る事が
ホトンドで、店の中で軽食やスナックを買うことが出来ます。
しかしトイレ使用にチップが必要なのが面倒なのですね。
こちらを旅するにはこのチップの感覚に慣れなければなりません。
1時間も走らずに砂漠走行体験場とでも言いますか、まあどこを
走っても問題ないと思えるのですが、お決まりの場所に到着。
一度降ろされて、運転手と助手がタイヤの空気を抜き始める
のです。なるほど、タイヤの設置面積を広げて砂地を乗り切る
のですが、それぐらいに砂漠の砂はサラサラとなっています。

砂漠走行
車列 デモンストレーション 下り坂
30分ぐらい走り続けたのでしょうか、もう充分というくらいに
砂漠走行の体験です。一山超えたかと思うと次の山に挑戦。
このように車体をナナメにして砂を掻き揚げるパーフォーマンス。
ベテランと新人の運転手ではその砂埃の大きさが違うことに
妙に感心してしまいます。このように列を組んで走るのですが
途中、サンドバギーの列に出会ったりラクダを見かけたりで
ナカナカ楽しい四駆体験でした。

砂の風景
孤独なラクダ ラクダ飼い 砂の女
最初はキャーキャーと悲鳴が上がっていたのですが、段々と
慣れてきたようで、むしろ飽きてくるくらいの長い走行でした。
車列は停止してシバシの休憩、車を降りてようやく砂に触れる
ことが出来まして、周辺の風景や砂漠に生える植物撮影です。
どうも地味な花ばかりですが、ピンポン玉くらいのどう見ても
スイカのような実を発見。もしや甘いかと齧ってみると、これが
どうしようもなく苦い。妙なことはしないに限るようですが、塩湖の
塩辛い水を舐めて確かめたりで、これぞ実体験なのです。

夕食はバーベキュー
夕食会場 乗ラクダ体験 珈琲サービス
バーベキュー会場は簡単な小屋で周りを囲った砂漠の基地の
ようなものです。バーベキューが焼き上がるのを待つ間に
コーヒーが振舞われたり、植物の汁で皮膚に絵を描くと
一週間ほど残るという刺青もどきの体験があります。何よりも
嬉しかったのが、缶ビールの販売。カウンターで売られている
のですが、もう一本とばかりにカウンターに近づくだけで
お兄ちゃんがニコニコしながら、取り出すのには感激です。
砂漠の夕陽に乾杯!ですね。

回る回る
タンバリン 回る回る 電飾
TVで見たことがあるような無いような、食事の前に中央広場で
男性がクルクル舞い始めます。よくもまあこれ程舞い続ける事が
出来るものと感心するくらい長い時間回り続けるのです。
スカート状のものを沢山巻き付けていまして、一枚一枚剥ぎながら
最後には右端画像の電飾付きになるのです。これには感心する
やら呆れるやらで、珍しいものを見せてもらいました。

ベリーダンスの美女
官能の舞 刺青 ヘソ
続いて登場したのが、このベリーダンスの美女。まさかこんな所で
ベリーダンスが見られるとは予想もしていなかったので驚きです。
ひとりで踊るのですが、軽快な音楽に乗って大胆に踊ってくれます。
昼間に見た黒いベールで体全体を隠した女性から思えば、何とも
開放的。その昔、征服者の前で奴隷の女性を踊らしていたので
しょうか。そんな事を考えながらも必死にカメラを構え続けて一応
写っていまして一安心。かなり暗いので一眼レフの内臓ストロボが
大活躍となっています。しかし軽快なアラブの音楽の心地良さ、
今でも耳の奥に残っています。

バーベキューそしてビール
プレートを持って一列に並び、盛り付けて
もらいます。まるで戦場の食事配給のよう
ですが、薄焼きパンに鶏肉にカレー風の
ようなものが用意されています。残念ながら
薄味で記憶に残る味ではなかったのですが
少々割高ながらも、砂漠で飲むビールは
格別です。
バーベキューとビール
観光初日からして、充実した一日となりました。近代的な街並みを
見ていたかと思えば、砂漠を四駆で走り回り、挙句にベリーダンスの
美女まで見てしまいました。普段の私なら完全に疲れ果てるので
しょうが、旅に出た緊張感から疲れも感じずに何事も見逃すまいと
カメラを構え続けて人生の貴重な時間を過ごしていたのです。
帰ってから寝込んでしまわないかと心配になりますね。

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