EOS8000D ’16年12月
あれほどあった物欲が最近かなりの部分失せたようで、もっぱら旅に
ノメリ込んでいる今日この頃となっています。温泉に美食を楽しみ、そして
風景と出会いを記録するのが生きがいとなっているのですが、そのため
にはそれなりのカメラが必要です。ところが6年近く使い続けたEOS7Dの
誤動作が多くなっています。シャッターを切ると結果がモニターに出る筈が
出ない事が多く、デジタルカメラの利点が半減。おまけに寄る年波から
重過ぎるようで持ち出すのが負担になって来ていたのです。かと言って
コンパクトカメラではバスの車窓からのシャッターチャンスを逃す恐れありで
軽い一眼レフに買い替えたいと日頃思っていました。

アマゾンやキャノンのページを漁った挙句に8000Dと決め込んだものの、
これからはミラーレスなのかとM5も気になります。そこで買う前に触って
みるのが賢明と思い「カメラのK」に出向きました。先ずはM5を握って見た
ところ思った以上に小さく、その割に重いと感じました。レンズも新たに
購入せねばならず即却下。Kissと8000Dの違いを確かめることもなく、あまり
一般的でないというだけで8000Dに決定です。7Dも下取りしてくれるという
事で改めて出直したのですが、ちなみに下取り価格が2万円。本体価格も
アマゾンよりも5千円ほど安かったのです。インターネットの通販を良く利用
していたのですが、実店舗で触ってから買うのがカメラの場合良さそうです。

お気に入りレンズの使い回し
7Dより一回り小さく、300g近く軽いのは本当に有難い。そしてEOS50Dから
使い続けているEF-S18-200mmのレンズが使えるのが最大の利点。この
レンズ一本で旅を続けているのですが、ワイドから望遠、フィルム換算で
28-320mmと便利。そして45cmからの近接撮影まで出来ますので望遠側
で写すとマクロレンズ同様の写りで、絶対に手放せないのです。

液晶モニターの進化
6年の間にカメラが確実に進歩しているのです。液晶モニターがクルクル回転
するのはパワーショットPro1で馴染んでいたのですが、そのモニターがタッチ
パネルになっています。左下隅のアイコンにタッチすると、モニター内容の
変更が出来るのには感激。シャッタースピードに絞り、そしてISO感度。
今までボタンを押してダイヤルで変更していたのが全てタッチで変わります。
バスからの高速シャッター、そして渓流に出会った時のスローシャッターと
私の場合変更する場面が多いので重宝しそうです。ライブビュー撮影、モニターで
確認しながらシャッターが切れるのは花のマクロ撮影に好都合。そのためには
モニターがクルクル回るの機能が必要なのです。電源が入ると設定が表示され
ますが、ファインダーに顔を近づけるとモニターが消えるのにも驚かされます。

常用ISO感度が6400に
泊りがけの旅に出た時くらいしか夜の撮影をしないのですが、そんな時に必要
なのが高感度に耐えられることです。シャッタースピードが早くなり、レンズの
ブレ防止機構と共に三脚が必要なくなります。また高感度で暗闇を写すと画面に
ザラツキが出るのですが、これをナンとか許容出来るのが常用感度。カメラ内蔵の
ソフトがDIGIC6、カメラが新しくなる度に改良されていますが、暗闇に強くなるのが
最大の進化でしょうか。

ファインダー内に水準器
モニターにも水準器が出るのですが、ファインダー内にも小さな表示が登場。
余りの小ささに慣れが必要ですが、これを見つめる癖が出来ると重宝します。

ダイヤルロック機構
甲板部にあるTV・AVを変更できるダイヤルが中央のボタンを押してから回す
ようになっています。以前はこのロック機構がないために勝手に変わっていた
こともありましたが解消されています。ところがこのカメラは液晶モニターの
タッチパネルで変更可能で、このダイアルに触ることもないのでしょうか。

シャッター音
スポーツ写真を撮ることが少ないので連続シャッターを切ることがないのですが
ナカナカのシャッター音。7Dのマグネシウムボディからプラスチックになったために
シャッター音が柔らかくなり、まさしく奥ゆかしい音。7Dよりも好きかも知れません。

バッテリーグリップ
以上便利に感じたことを書き綴ったのですが、マニュアルを見て知った使い方が
ホトンドですのでジックリ読み込む必要があります。と言うほど面白い使い方が
出来そうで喜んでしまい、バッテリーグリップを追加購入してしまいました。純正では
なく中国製の4千円しないものですが、俄然偉そうなカメラに変身。8000Dの文字を
見なければ高級カメラの風情。中国製ながらカチッと取り付き、操作性も全く問題が
ない上に純正の1/3の値段なのです。カメラが小振りになり、握った際に小指が
外れそうになるのがガッチリ握り込めるようになりました。ところがグリップだけで
300g近くあり7Dと同じ重量に戻るのが難点。予備バッテリーも購入しているのですが
どうやら旅に出る時はグリップを外して出掛けそうですね。これは7Dの時にも中国製
グリップを買った挙句に一回も使わなかった悲しい思い出がヨミガエリます。

EOS8000D+バッテリーグリップ
記録画素数が2400万、現在では5000万画素を超える
カメラが登場ですが、どうやら私には必要なしでしょう。
ホームページに掲載とかLサイズのプリントではファイル
が大き過ぎるのですが、最近画像のサイズを小さく一括
変換出来るソフトに出会い重宝しています。もしかして
最高傑作を写すかもしれませんので画素数は大きいまま。