キャノンEosKissデジタル ’04年2月
ついにデジタル一眼レフの購入となりました。
行き付けのカメラ店ではレンズ付きセットしか販売していないとかで断念。
オークションを覗いてみれば中古ながら50mmマクロレンズとセット
とありますので挑戦した次第。
101,000円で張り付いていたものが案の定動き始めます。
ジワジワ騰がり始めたものでエイヤッと一分前に105,000円で入札
ついに落札終了となりました。
いつもながらの興奮のひと時。病み付きになりますね。
資金さえあれば....

これに合わせて1GBのマイクロドライブ15,000円也。
IBMの製作部門を日立が買収したとかでHITACHIのマーク。
中古はさすがに怖いもので新品即決価格で購入です。
我が田舎のパソコン店ではコンパクトフラッシュ256MBまでしか
置いておらず、秋葉原に出かけたつもりで落札です。
そして、安かったもので予備のリチュウム電池。
キャノン純正なら定価8,000円のところが無印2,050円。
異常に安いもので騙され覚悟で2個即決で落札です。
ナンと香港から航空便で送られてきました。
それも郵送代込みですからホントに安いですね。
使ってみても一応正常に動いておりますので
お勧めかもしれません。

マイクロドライブ、バッテリーそしてカメラの順番に到着
如何に御気楽な性格か判りそうですね。
どれか一つでも騙されたら試し撮りさえ出来ません。
内心冷や冷やものでした。
全ての動作の確認をしてホッと胸を撫で下ろした次第。
オークションで少しでも安く買うにはそれなりの覚悟が必要ですよね。
ちなみに製品に保存メディア(コンパクトフラッシュ・マイクロドライブ)は
含まれておりませんので大きめのメディアを選ぶのが懸命でしょう。

このカメラ、出品者の書いてある通りホトンド新品。
ストラップ(釣り紐)も開封さえしていない状態でした。
世の中色んな人がいるものですね。
おかげで本人ご機嫌で触り倒しているのですが
以下に使用感を書いていきましょう。いつものように少々長いですよ。

ボディ
完全なプラスチックの質感。カメラに金属の精密感を求める方には
当て外れになること間違いなし。
まあ10万円を超えるカメラを触らずに買う人はいないでしょうね。
これはパソコンの一製品と認識するべしです。
先ず握ると感じるのがグリップの大きさ。
グリップに大き目のリチュームバッテリーを収納するためか
握りの感触が分厚いというか太い感じ。
手の小さな女性にはかなりの違和感がありそうですね。
しかし人間工学も進んでいるのか、ボタン操作も良好。
ただ絞り込みボタンがボディ前面中央左側にあるのは初めてです。
オッとこれは書いておかねばなりません。
液晶表示で撮影は出来ないのですね。
コンパクトデジタルのように液晶を見ながら
カメラをかざしては撮影出来ません。
飽くまでも液晶は結果の確認だけ....
この液晶、色表現が少々怪しいかな?
そしてもう少し大きければいいのに。老眼気味の中年オヤジより

追記
先日、机の上ながらこのカメラを取り落とすハプニング。
黒いものが落ちているのでレンズフードが割れたのかと思いきや
グリップの黒カバー部分が剥がれているのです。
プラスチックボディにこの黒カバーを接着剤で貼り付けているだけ。
再装着で問題は無いながら、かなりの安普請。
そのつもりで付き合わねばならないようです。

操作感
背面にいつもの回転式のサブダイヤルがないので
この部分に慣れが必要です。
サブダイヤルで露出補正をしていたものが
この位置のボタンを押しながらメインダイヤルで補正。
せっかくのデジタルですから露出で遊ぶのがお勧め。
それ以外はほとんど問題なし。
ファインダーの視度調整もありますから、かなりの親切設計。
しかしコンパクトデジタルでデジタル部分の操作法に慣れておくべきか?

このデジタルカメラは多重撮影が出来ないのですね。
パソコンで合成しろと言う事なのでしょうが
せっかく即結果が見れるだけに欲しい装備ですよね。

シャッター音もいいですね。
ただフィルムの巻き上げ音がないだけに
余韻がなく、あっさりした感じです。
銀塩カメラも行き着くところまでいったもので
その後のデジタルカメラだけに機能充分。
7点の測距点、ワイド系レンズなら全自動でカメラ任せです。

ここで書くべきか悩んだのですが
実は所有の超ワイドレンズ、シグマの17-35mmが怪しい動き。
オートフォーカスが時々効かなくなります。
ピントが合わねばシャッターが切れず....
そんな時は已む無くマニュアルに変えて撮影です。
ワイドですからそんなにピント精度の必要性はないのでしょうが
やはり純正レンズがお勧めでしょうか。
こんなことならレンズ付きセットでも良かったかな?

連続シャッター

内臓メモリーが入っておりますので
連続して4枚ほどシャッターが切れるのですね。
もちろんJPEGの軽い画像なら多数撮れるはず。
マイクロドライブにデータを送っている時でも
シャッターを半押しすれば転送を中断して
シャッターを切れるのです。
実はこの部分が一番のお気に入り。
コンタックスTvsデジタルでは一枚一枚送り込むので
その間シャッターが切れず、イライラ。
これが解消されているだけで本人満足です。

電池寿命
先日、日帰り撮影ツアーに携帯したのですが
最高画質RAW画像約70枚で電池が尽きました。
雪の中、そして無印バッテリーですから
信頼できるデータではないのですが
予備のバッテリーは必携でしょうね。
電池の心配をしながらの撮影は避けたいものです。
ちなみに1GBのマイクロドライブ、RAW画像が150枚ほど
入るようなので、この部分は一応満足です。
JPEGの軽い画像でバリバリ写すことも考えるのですが
もしかして傑作が撮れるかもしれませんので
当分、最大画像で写し続けましょう。

しかし丸々一杯写しこむと、パソコンへのデータ転送に
時間が掛かって大変でしょうね。
この70枚を転送するのに、私の貧弱な環境で約40分。
AC電源コード別売なもので大量の画像を
一気に送り込むと、かなりヤバイ状態。
しかし一応パソコンにRAW画像で取り込んでおいて
JPEG抽出なるものを実行すれば、
ページ用に比較的軽いデータファイルが別に作れますので
この部分も一応満足。

起動に時間が掛かると言われる方がおられますが
現所有のコンパクトデジタルよりも早いようなので
特に気にならず。
まあサスガに0.何秒とは行かず
オートオフの時間を15分に設定していますが
このためにも予備のバッテリーが必要になります。

近い将来、笑い話になるような事を長々と書いているようですね。
ただ今、同梱ソフトのPhotoshopなるものを研究中なのですが
あまり画像を弄り倒す気持ちがないもので適当に....

サブカメラ
今までEosの銀塩カメラを2台持って撮影していたのですが
やはり広角系と望遠系用に2台欲しくなりますね。
先日EOS1DのMkU?なるものが発売とか。
画素数も820万だそうですね。
早くもサブカメラに転落でしょうか。
もちろん、それにはとても資金が追いつかないのですが
私としては広角専用のコンパクトデジタルが欲しいですね。



kissデジタル
EOS Kissデジタル 630万画素

この画素数のデジタルカメラが早くも我が手元に。
その昔、三百万円と聞いていたので
約十万円で手に入るとはタダタダ驚きです。
そこでフトコロも省みず購入した次第。
マウントアダプターでロシアレンズを使ってみるのも
一つの楽しみ方かも知れませんね。
しかしロシアレンズもマウントの種類が多くて
全て装着も出来ず、何事も資金次第でしょうか。
まあ現状では充分満足できるカメラです。