雑記帖にも書いたのですが、借り物のデジタル一眼レフ
その使用感を書いてみましょうか。
使用感といってもニッケル水素電池なし、USB接続ケーブルなし
おまけにコンパクトフラッシュ8Mの貧弱な環境での使用感です。
使用説明書だけは新品。複雑すぎて、これが無いと始まりません。
週に一度は行き付けのカメラ店にお邪魔して
中古カメラのショーケースとニラメッコ。最近デジタルの姿もチョコチョコと。
さすがに余程の癖のあるカメラでないと食指が動きません。
何か面白いものはないかと、買う気もないのに(その前に軍資金)
クダンの店主に尋ねます。
ところが今回は奥からこのカメラを取り出してきました。
どうも私の好みを読まれているようで思わず「これが欲しかった....」
実はディマージュ7の発売の際に本屋で解説書を購入していました。
レンズ固定式の一眼レフながら何よりも28ミリからのズーム。
一時期オークションに挑戦していましたね。
その内にEOSkissデジタルの発売で諦めておりました。
まだ値段も付けられていない状態。おまけに埃だらけ。
さていくらの値段が付くか楽しみにして再訪です。
ところがショーケースどころか、綺麗に磨き上げられて袋詰め状態。
私御指名で待ち受けているではないですか。
ここまでされて買わない人間は男ではない?
取り敢えず使ってみてくれとのお言葉。
それに甘えて一日触り倒させて頂きました。
まさかお試しのためにニッケル水素電池を買うわけにもいかず
アルカリ乾電池を使うのですが新品電池を入れても
四枚写した時点でギブアップ、まさにウルトラマンの最後をみるようです。
バッテリー表示が点滅、それも赤く光ります。ついにはウントモスントモ....
使用説明書によるとアルカリ電池は非常用とシツコク書いています。
さてニッケル水素電池をいれると説明書に書いてあるように
二百枚写るのでしょうか、甚だ疑問。もしかして漏電?
取り敢えずの解決法としてコンタックスデジタルのAC電源を直結。
一応問題なく動き続けます。借り物とはいえ、かなり大胆な解決法。
小さい子はマネしないように....
手持ちのUSB接続ケーブル、カメラ側の受け口の形状が合わないのです。
PCファックス・デジタルカメラ・スキャナーいずれも合わず。
メーカーさん、そんなに意地を張らずに統一してください。
そこで思いつきました。PCファックス、これにメディア差込口があるのです。
スマートメディア・コンパクトフラッシュ・メモリースティックの差込口
ナゼかSDカードの受け口が無いのは不思議。
無い頭を振り絞ってやっとこさパソコンに画像を取り込みに成功です。
さてこのカメラ、使用感は素晴らしいものがあります。
銀塩写真館と謳いながら、玩具デジタルに始まり実は四台目。
安物買いの銭失いを演じているのが実情ですが
確実に進歩を感じます。レスポンスも早く連続にシャッターを切っても
問題なし、銀塩カメラに近い感触です。
液晶表示とは別にファインダーが電子ビューファインダー。
これが節電設計により、目を近づけると作動を始めます。
このおかげで、シャッターを切ってすぐにファインダーで結果の確認。
視度調整も出来ますし、十字キーで測距点の移動まで....
これが私に本まで買わせた理由なのですね。
ファインダーから目を離さずに納得のいくまで写し続けます。
続けるとは言っても8Mでは5・6枚写しては消しての繰り返し。
絞りの変更、露出補正。やたらダイアルが配置されているのですが
その配置が絶妙。ストロボの光量補正・後幕シンクロ
考えられるものは全て盛り込んでいます。
我ながらのメカ好き、写りの優劣を論じないところが
異常に見えてきますが、デジタルカメラの弱いところなのですね。
カタログを見比べても微妙にボカシテいます。
写りは撮像素子の大きさによると本屋で立ち読みしたのですが
さてどれほどの違いがあるものか?目の前の問題は値段....
必要なのはシャッターチャンスと構図、その上での写りと悟る今日この頃。
ズームが28−200ミリ、これ一台で私のページには必要十分。
ただ問題なのは現行機種が一台増えることなのですね。
首から三台は絶対に無理、もしかして実行している人がいるかも?
骨董カメラを溜め込むのには抵抗がないのですが
本当に写すには一台か二台で十分ですよね。
今流行のカード型デジタルならともかく、
一応一眼レフなのでそれなりの出っ張り。
撮影目的に合わせて銀塩・デジタルどちらかを見切ることになります。
そして先日のEOSkissデジタルの発売。メカ好きとしては
この7iが面白そうなのですが、今までのレンズ群の存在。
果たして購入するべきか....本当に頭が痛い。
とダラダラ悩み続けた挙句、カメラ店に返却しました。
この形式の最新機種ディマージュA1が同じ性能ながら
リチューム電池に変更され、書き込みエンジンの省電力化
となっています。やはり電源が問題でしょうか。
まあ中古に苦情を言っても始まりませんが
デジタルの世界はまだまだ発展途上と理解です。
しかしバッテリーを気にしながらの撮影は苦痛ですよね。
カメラ店主がメーカーに問い合わせてみると
アルカリ電池は使用不可との返事だそうです。
やっと断念したもので、もう手は出さないでしょうね。
しかし操作の楽しいカメラです。返す返すも残念な事をしました。
イッソノコト、一千万画素の超高級機か?軍資金の関係から
これは本当の妄想。
書き始めると止まらなくなりました。
それだけインパクトが強いカメラなのでしょうね。
資金に余裕のある方にはお勧め。
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