このカメラ、五百万画素とはいえ、
値段が高過ぎて不人気なのでしょうか。
その昔、銀塩のTvsが欲しくてもう少しで買う寸前にまで行った記憶。
バリオゾナーのレンズにチタン外装、
これぞコンパクトカメラの真髄と思っていました。
そのデジタル版と聞けば間違いのないところ、と勝手に思い込み。
おまけに二月に発売されたばかりと聞けば絶対に....
これがタマタマ覗いたオークションの締め切り一分前に入札を決断させました。
定価が12万8千円のところ7万6千円で落札。
落札してから、果たしてこのカメラの評判はとネットで検索したところ
皆さん、殆んどが厳しい評価ですね。こちら少々青ざめ気味。
当方 全く下調べ無しの状態だったもので。
サファイヤ結晶のシャッターボタンはトモカク、
裏面ボタンのプラスチックの質感が悪い。
外箱がダンボールのみ等々。なるほど送られて来た実物を見て納得。
まあこれらは全て定価が高過ぎたせいなのですね。
落札してしまったのは仕方ないとして、
使い込むにはフィルムならぬSDメモリーカードを
続けて落札です。256MBなら充分でしょう。
最高画質で100枚ほど撮れそうです。
さてデジタルカメラ、本当に便利なのですね。
これ一台あれば、写真散歩に充分。
何も考えずにバシャバシャと写します。
35mm換算で35-105mm、これ以上は電子ズームとかで
液晶モニターの画面がドンドン荒くなっていきます。
気になるのは電源を入れての起動時間が4秒。
最近のデジタルはもっと早い機種も多そうですね。
シャッターを切るとメモリーに送り込むのに2・3秒。
私の場合、500万画素最大限に使いおまけにファインモード。
これで撮ると一枚あたり2MBくらいになるようですから
仕方ないのでしょう。
その代わりに電源を切ると、気持ちよくレンズが吸い込まれます。
レンズカバーも閉じるのは大事な事です。
露出補正、ストロボ光量調整、ISO感度の変更、測光方式の変更等々
これはちょっとした一眼レフと同じ機構なのですね。
それらを全てボタン操作でやろうと言うのですからボケている暇がないですね。
このボタン操作は所有のフジティアラズームと非常に良く似ています。
円形の四方に配置された四個のボタンと、
それに伴う十字キーを上下・左右に操作。
ボタンに名称が書き込まれているのですが
「WB ISO」これは私でも判ります。ホワイトバランスとISO感度設定ですね。
「REC REVIEW」素直に再生ですね。
ところが「C.MENU」「D.MENU」何の事やら....
ここでやたら設定出来るのですが、トニカク押さえてみなければ
判明しない状態。これは使い込まねば全然理解不能。
面白いのはヒストグラムという画面の光の山表示。
露出補正をすると、その山が右に左にと移動していきます。
山の頂点を中心に持って行くのがが良いそうな....
まあジックリ写す時にやってみましょう。
ちなみにマクロ撮影はワイド側で15cm、もっと近づきたいですね。
それに気になるのが絞りが2.8-6.7。
デジタルカメラとはこんなものなのでしょうか。
実は瀬戸大橋を前に手前の木と共に写しこもうと絞り込んだのですが
しっかり橋がボケていました。ということは風景向きではないかと....
やはり少々見得のはれるコンパクトカメラなのでしょう、と結論です。
あまりケナスばかりでは自分が惨めになりますので
気に入ったところを書くと
リチウムの充電式バッテリーが充分長持ちするようです。
私の場合、このカメラばかりを使う訳ではないのですが
一日の使用に耐えられそうです。これは非常に大事ですよね。
そして動画撮影。最近のデジタルなら当たり前の機能でしょうが
これがやたらに面白い。なぜか上に向いて甲板部に
マイクがあるのが不思議なのですが音声付の動画。
本人非常に気に入って最近必ずこれで動画撮影です。
実は悪乗りして、このページと平行しながら「ネット動画館」なる
ページを作り上げました。果たしてご覧になれるでしょうか?
追記
デジタルカメラに液晶モニターが付き物のようになっていますが
1.6型では小さ過ぎますね。老眼気味、明るい所ではやはり見ニクイ。
絞り値・感度など全てが液晶モニター表示ですから
折角の情報、ファインダーで見たいですね。
液晶ビューファインダー?になるべきです。
最初の頃この液晶モニターに目を持って行き、ヒトリ苦笑いです。
そしてマイク兼スピーカーの位置の理由が判りました。
シャッターを切るとカシャッと電子音。本当に「カシャッ!」
撮影者に聞かせるためなのですね。
この音、シャッターの感覚が今ひとつのところを補っているようです。
シャッターの落ちたのが確認できますので、大事な機構でしょうね。
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