ミノルタSRTスーパー ’01年11月
撮影仲間のS氏よりの寄付でコニカC35共々我が所蔵カメラに仲間入り。
約30年前の代物だそうですが、この時代のカメラが一番面白いですね。
金属製のカッチリした作り、そしてTTL測光。
これぞ一眼レフのフルマニュアルですね。
まずISO感度設定、この時代はASA感度でしたか。
そしてレンズ側の絞りを設定します。
被写体にカメラを向けるとファインダーの中の
右側表示される針が明るさに従い動き出します。
そしてシャッターダイヤルに連動したもう一つの針をそれに合わすという次第。
ご丁寧にもファインダー下側にシャッター表示があり、
これも針でシャッタースピードの表示がされるようになっています。
言わば絞り優先のマニュアルですね。
ただシャッターダイヤルが普通一般のカメラと同じ軍艦部にあるもので
一度シャッターダイヤルを回してから握り直す必要があります。
少々速射性に欠けるようですがその当時の工夫が充分に感じられますね。
各社各様の仕掛けがあり、妙に関心させられます。

先ずはいつものようにモルトの張替え作業。30年も経つともはやボロボロ。
この作業も最近熟練したのか簡単に終えたのですが、問題は測光用の電池。
これが水銀電池だとかでトウに製造中止。実写を諦めかけたのですが
いつものカメラ店で相談するとアダプターを売っていました。
何の事はない、ただのゴム製の輪。ボタン電池の大きさを揃えるだけのもの。
400円なり、高いと思いながらの購入。完璧に動作させるには仕方ないですね。
それにしても同じような趣味の人も多いから売っているのでしょうね。
何故こんなに実写にこだわったのかと言えば、一緒に貰ったのが
250mmレフレックスレンズ。言わば反射望遠鏡のようなもので
レンズ本体の長さが8cmと小さくなるので嵩張りませんね。
そして最も大きな特徴はリングボケ、これを味わいたくて実写に挑戦です。
クリックで拡大してください。 ホトケノザ
我が果樹園の草刈前に撮影です。
このレフレックスレンズ、絞りがF5.6の固定。
明るすぎる時はレンズの後ろに
フィルターを嵌め込むようです。
そして最短距離が2.5m。
光輝くものにリングボケが出ますので
どうしても逆光を追うようになりますね。