フォトショップ斎藤さんのページをちょくちょくと覗いていると
ある日突然金色に輝くライカが登場。
しかもボディはマホガニー貼り。
そのとなりにはブラックライカ金属部分は金色。
ちょっと迷いました。二つ買い占めることも考えたのですが
じっくり眺めると、どうも同じ作りの様。
取り敢えずゴールドライカが有り難そうでしたので注文を入れました。
消費税・送料込みで2万3000円弱。
現物が届く間にブラックもSOLD OUT
似たような病気を持つ輩も多いようです。
最先端のカメラを追うのに金銭的にも疲れ、
その数分の一の値段で金属と操作の感触が味わえます。
ある意味では賢いカメラの接し方でしょうか。
おまけにその背景には第2次世界大戦ナチスまで登場します。
あまり宣伝すると私のコレクションに影響しそうなのでこれまでに....
ところでこのライカ、その実はゾルキーもしくはフェド。
バルナックライカの初期型の完全コピー。
(只今勉強中なもので断定出来ていません。
ライカ本も結構値段が高いので....)
1950年中ごろの製作。軍艦部には
Leica D.R.F Ernst Leitz Wetzlar と製造番号。
本物にはgermanyの刻印があるはずですが、
さすがに良心からかありませんでした。
それとフィルム巻き上げロックレバーにRとあるべきところがBの刻印。
その他は表面的には違いがないようです。
50mmf:3.5沈胴式レンズにもしっかりとLeitz Ermarの刻印。
シャッタースピードの間隔も問題なさそうですが、残念なのは距離計。
2重像合致式ですが、どうもかなりの誤差があります。
レンズの距離レバーを廻すことによって
ボディ内のカムを動かし距離計内のプリズムの傾きが変わります。
微妙な調整を要しますので、
やはりドイツ人の頑固なまでの拘りが必要なのでしょうか。
このカメラも実写してみようとしたのですが、
やはりフィルムの装填には苦労します。
実は装填練習用のフィルムを持っているのですが、
5回目にして成功。
これに自信を得て、本番に臨みます。
ところが、フィルムの先端10cmほど細くカット
すべきところをサボってそのまま挿入。
フィルムを巻き上げた途端、切れてしまいました。
その断片がボディ内に残ってしまい
シャッター幕が引っかかって完全に開かない状態。
これには慌ててこれを回収すべく悪戦苦闘。
何とか元通りになったものの、フィルムがボツ。
ベロ出しも持っていないもので実写は次回見送りです。
何はともあれ、我がコレクションに金色に輝くライカが
加わったのは嬉しい限り。
金色は真鍮メッキですね。ウクライナを離れて約半世紀。
どのような人々の手を経てきたのか
想像するだけでも楽しいですね。そのせいか金色も色むらが出て
美しいとは言いがたいのですが
あまり磨きすぎないように気をつけています。
それにしてもボディのマホガニーは綺麗です。
なにやら豪華ヨットの内装を見ているようです。
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