ペンタックス645 ’99年9月
4年前になるでしょうか。
カメラを本格的に始めてすぐに中古を購入。
恥ずかしながらフィルム面積が大きければ
傑作が撮れるような錯覚に陥り、買ってしまいました。

当座は三脚片手に結構写していたのですが、
45mmレンズを購入した途端持ち歩く気がしなくなりました。
リュックにこの645とレンズ3本、35mmカメラ、ついでにコンパクトカメラ。
ついに腰を痛めて整形外科に1ヶ月通う羽目に...
風景写真は体力と根気ですね。
そう言う訳で最近は祭りだヌードだと、風景写真はご無沙汰です。

 35mmのフィルムでも露出とピントが合えば充分鑑賞に耐えますし、
写真は出会いと構図だと最近思っていますので
もっぱらEOS55とコンタックスG2です。
ブレ防止付の75−300mmと、G2の28mmのみで交換レンズなしの状態。
先日祭りでニコンF5を2台首から提げた人を見かけましたが、
その体力と資力に こちらは尊敬するばかり。

さてこの645を購入する時、横にマミヤ645が並んでいました。
(もちろん中古品コーナー)
ファインダーを覗くと明らかにPENTAXが広く明るいファインダー。
そのおかげでピントは はずしていないのですが、
スナップに使うと画面が大きいだけに手ブレが多いようです。
これは私が下手なだけなのでしょうが、
カメラのバランスが悪いのかも知れません。
やはり三脚が必要でしょう。

昨年645Nが発売されましたが、AFまでは必要ないと思います。
中央一点のAF、三脚に固定してうまく使えるのでしょうか。
しかしこの中判カメラ、絞り優先・シャッター優先の
モードが使えますし、モータードライブ内蔵。
中判としては機動性があります。
後はフィルムの感度を読みとってくれれば、
最新の35mmカメラと同様に写せます。

感度の違うフィルムを使うとよく設定を忘れ、
後悔することがしばしばあります。私だけでしょうか。

押しつぶしたようなペンタプリズムのおかげで
かさばらずに持ち運べますが、
三脚は必需品ですし、レンズを揃えると結構な重さ。
ズームレンズも発売されていますが、
これも単体レンズを合わせた以上の大きさと結構な値段。

またこのカメラでもっとも残念なところはボディがFRPであるところ。
そのお陰で軽くて丈夫なのですが、磨きがいがありませんね。
おまけにこのFRPのせいかシャッター音が箱鳴りの感じで残念。
やはりコレクションとしてはハッセルブラッドが欲しいところ。
しかし少々傷が入っても気になりません。

まさしく実戦用カメラ、野原を駆けめぐる中判カメラといったところでしょうか。
風景写真には最適。中判一眼レフをお考えなら絶対お薦めです。
645Nが出て安くなりました。私が中古で買った値段で新品が買えます。
ペンタックス645 ペンタックス645
レンズPENTAX−A645  
45,75,150mm、ヘリコイド中間リング
中判カメラとしては比較的コンパクト。
機能的にも35mmカメラに劣らぬ
モード撮影可能
ブローニーフィルム特有の装填法がありますが、
慣れれば簡単。
急ぐ間には合いませんが....
問題は1本あたり15枚の撮影枚数。
35mm感覚で撮影していると
一枚も焼き付けしない フィルムがよく出来ます。
その時は本当にがっくり。
現在お蔵入り状態ですが、
出来るだけ車に乗せたいと思っています。