ティアラズーム ’00年6月
購入は’97年4月だったでしょうか。
毎年何がしかのカメラを買いたいという一種の病気状態。
なにぶん先立つものが必要で、この時は金欠状態だったと思います。
定価で5万円確か7掛けだったと記憶しています。
本当はコンタックスのスリムTをめざしていたのが、
いつものカメラ店主に薦められるまま、購入。

28mm-56mmのズーム、そしてアルミ外装。
とにかく軽く、いまだに旅での必需品です。
フィルム装填が特殊ですが、裏ブタ半開き状態のところに押し込みます。
なかなかの工夫がされており、まず装填失敗はないでしょうね。
装填するとまず巻き取ってしまうので、撮影途中もし裏ブタをあけても
撮影済みフィルムが助かります。これはありがたいですね。

そして素晴らしいのが写り、フジフィルムのレンズ侮れない存在。
コーティングが良いとのこと。
欠点としては、その写りを確保するためか やたらフラッシュが飛びます。
飛ばさない設定も出来るのですが5分間何もしないと
標準設定に戻ってしまい、再設定ということに。
普通の写し方をするには親切な設定ですが、
できれば手動で固定ができると良いのですが....

またズーム領域は私にとってはベストです。
ボタンを押すとモーターでズルズルとレンズが伸びてきます。
これには少々いらいらしますので、
もっぱら前蓋をスライドさせてスイッチが入った状態の
28mmで使用する場面が多いですね。
コンタックスG2ではもっぱら28mmレンズのみの使用ですから、
単焦点レンズに慣れています。

ズームはお守りのようなものですね。どうせ伸びても56mm、かといって
他の150mmまでのびるようなコンパクトカメラは無謀ですね。
F値の暗いレンズで望遠は無理ですよね。56mmで充分です。
出来ればレバーで長さが変わるのが私にとって理想です。
マニュアルの設定も色々できるのですが、
絞り値シャッタースピードの確認が出来ないので
いわゆるスナップカメラと割り切って使っています。
ただ液晶部に照明が欲しいことのみ。
蓄光式の照明では必要な時には見えませんね。
最近使用する場面が増えています。
最近メインのカメラがEOS1Nになったのですが、
これがやたら重いもので
コンタックスG2に代わって、このティアラが胸ポケットに収まっています。
ティアラズーム フジフィルム ティアラズーム
旅行には必需品。アルミ外装で高品位のカメラ。
先日、電池ボックスの蓋が剥がれてしまう
アクシデント。
プラスチックボディに薄い成型アルミが接着剤で
貼っていました。
工業製品の内幕を見た気分。
軽量化と値段からでは いたし方ないのでしょう。
泣きながら百円均一で購入した接着剤で
貼り付けました。

とにかくコンパクトでワイシャツの胸ポケットに
収まりますから
気軽に持ち出せます。