西讃を訪ねて (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
西讃バスツアー 2011/9.24
あの暑かった夏も過ぎ、法事日和。嫁さんのお父さんの
7回忌で遠くから親戚一同が集まっています。
折角集まったのだからと法事の翌日はマイクロバスを
チャーターして香川県の西部を巡る事になりました。
時々、観光地をマイクロバスの前に○○家と書いて
走っているのを見ますが、結構仲の良い家族に親戚
なのでしょうね。最近、自分で運転しての遠出を避けて
おりまして、誘われれば機会さえあればどこまでも
着いていって写真を写そうとしています。
地元ですので一度は行ったところばかりで格別に
感動はないのですが、写したからには その写真の
供養とばかりにページにしてみました。

満濃池
満濃池1 満濃池2 鯉釣り
空海が掘ったとかの日本最大の溜池ですね。今年は台風が
続き、この通りの満水状態。我が家の近所にも溜池が
アチコチに見られますので、私にとっては大きいだけの池。
観光名所とは言い難い?この傍らにうどん店がありますので 
讃岐うどんの食べ歩きの一つにはなりそうです。
吐水口あたりが公園として整備されていまして、渓流風景でも
写そうとするのですが、台風の名残か水が濁っているようです。
そこで鯉釣りの青年に入ってもらうのですが、鯉よりも恋を
求めて街に繰り出したほうが楽しいはず....?

豊稔池
石積みのダム 吐水口 遺跡
中世の古城を思わせるような石積みのダム。これが梅雨の
季節なら、上部の四つの穴から放水されて迫力があるの
ですが、さすがにそこまで求めてはなりません。10数年前に
その放水風景を写しておりますので、皆さんに合わせて
ウロウロしながらお気楽シャッター。確かに見事な石積み
ですが、ゆる抜きの期間を除けば訪れる人は少ないようです。

琴弾公園
マイクロバスからタクシーに乗り換え
この銭形が見える丘に到着です。
寛永通宝を象った砂浜、こちらでも
台風の大雨から水が溜まっています。
人海戦術で掘っているのですが
この丘から拡声器で指示しているのを
ニュースで見たことがあります。向かいに
浮かぶ島がイリコ名産の伊吹島です。
寛永通宝

香川県の西部、観音寺市周辺を巡っているのですが
どうも名所旧跡の旅は一応見たというだけで、物足りない
ものがありますね。そこに暮らす人々との関わり合いが
感じられないのはただ絵葉書を見ているよう、ブツブツ。

さてお楽しみの昼食、もちろん讃岐うどんとなるのですが
タクシーの運ちゃんお勧めのうどん店に突入です。
17人が一度に入るもので比較的大きなうどん店に
早めの入店となりました。遠慮しないで注文してくれと
言われても、セルフの店ではひとり5百円までが精一杯。
この安さが讃岐うどんの人気要因なのですが、最近
うどん店が増えたものの、どちらの店も腰があるのは
間違いないながら、私の求める柔らかいながらも腰がある
うどんが少なくなっているようです。少々不満....

善通寺
五重塔 お遍路 ザクロ
空海が開いたという大きなお寺。中でもこの五重塔が
本当に立派で重要文化財となっています。不信心なもので
おまけに宗派も違うのでまったく拝みもせず、もちろん
賽銭も投じずにただウロウロです。ついに発見です。
参道脇の酒屋。ひとり入り込み第3のビール百円也で
一息です。祭りの時の高いビールと違い、街の酒屋に
出会うと喜んでしまいます。気を良くして冷蔵庫の中に
並ぶこの店手作りの味噌500g270円也も購入です。
旅に出てその地の味噌に出会うと買いたくなるのですが
手作りとなると香りから違いまして、お土産には最適。
ただ重いのが難点でしょうか。
オヤ 塀の内側からザクロの実が顔を覗かせています。
これを五重塔と絡ませられないかと本人必死ながら
これまでとなっています。

門前にて
門前 店舗付きアパート 暗い廊下
お寺の駐車場は裏門にあるのです。そこで門前町は如何なる
ものやと表門まで歩くのですが、整備され過ぎて広場の状態。
ただ一軒、確かに古い建物が門の脇にありました。一階は
喫茶店と閉まった土産物屋さん。
中央の階段に「土足でお上がりください」のプレートが
ありましたので、ギシギシ音を立てながら2階に上がったものの
どうも昔のアパートのようで、ドアがアチコチにあるばかりで
早々に退散です。かなり暗い廊下ですが一応写っていましたね。
こちらの喫茶の店先に骨董品の絵皿が並べられていました。
実はこれを買わなかったのが心残りなのですが、直径30cmを
超える大きさでいずれも2500円から3000円。しかし飾る場所や
道具が必要ですし、このまま買い揃えていくと我が家が古道具で
埋もれていきそうに思い断念です。実は東南アジアのお土産と
帆船模型や観葉植物で棚が満杯状態。

最近、軽四に乗り換えてから遠出をする気持ちがなくなった
ようですね。今回も義弟夫婦が計画してくれたツアーでして
お気楽にバスに乗るばかりとなっています。以前はカメラ
仲間とイベントを求めて必死に車を走らせていたのですが、
そのイベント撮影も食傷気味となっていまして、お気軽ツアーで
出会った範囲を写真にして行ければ充分。と早くも悟りの
境地に至っている今日この頃となっています。

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