京都祇園界隈 (拡大したい時、また戻る時は画像をクリックしてください)
京都おせち料理バスツアー  2014/1.05
インドツアーを申し込みながら、京都へのバスツアーにも
参加予約を入れていたのです。もしインドから帰って来られ
なかったら即申し込みをキャンセルせよ、と嫁さんに言い
渡しての覚悟(ソンナタイソウナ)を持ってのインド旅行。
幸いにして事件も無く終了。その写真を整理する間もなく
一月空けずにお次は年が明けたばかりの京都への旅です。
京都へは頻繁に旅しているつもりが、なぜか祇園界隈を
歩いたことが無いのです。1万円弱のバスツアーながら、
料亭でのおせち料理まで味わえるとなると、イヤ楽しみ。

八坂神社から祇園へ
加茂川のカモメ 辰巳大明神 柚子屋玄関
この正月休みは9連休だったそうで、その最終日。さすがに
高速道路の渋滞は見られなかったものの、京都市内の人出は
多く、大通りの歩道は観光客で溢れています。その人込みを
掻き分けて進むのを諦めて、脇道に入るのも京都を歩く楽しみ
なのかも知れません。京都らしさを感じさせるチョッとしたものに
出会うと喜んでしまいます。まあこれが町歩きの秘訣でしょうか。
バスは八坂神社の前に停車。神社の階段脇の引き違い戸が
今回の昼食会場である柚子屋さんとなっています。門を抜けると
この石段、格子戸ひとつで街の喧騒と隔絶されているようです。

京のおせち料理
おくどさん 向う付け15品 柚子雑炊
玄関脇に今や見ることもない、おくどさんにご対面。さすがに
使われていないのですが、玄関に鎮座しているということは
ディスプレーの一つと見るべきでしょう。さて広間に案内されて
二人連れの方は対面して座らされます。なるほど大き目の杯が
15ほど並べられ、少しずつ料理が盛られています。さすがに
京都ですね、それぞれが納得の味。中でも不思議な食感発見、
解析するに薄切りコンニャクを揚げて味付けしているようです。
魚あり肉ありで飽きない味の連続。続いて出てきたのがお雑煮。
これは我が郷土香川県の白味噌仕立ての雑煮と全く同じ。ただ
普通の丸餅で、さすがにアンコは入っていない。やはり雑煮は
アン入り餅の雑煮に限る....イヤ本当に。
そして仕上げは柚子入り雑炊。土鍋の真ん中に切れ目を入れた
柚子、これを軽く押し潰すのです。中には鯛の切り身が入って、
雑炊とは思えぬほどの上品な味でした。最後にデザートで締めくくり。
実は私ひとりが生ビールの注文。帰り際に支払いなのですが、
さすがに千円はしないだろうと思ってはいたものの、その値段が
860円。これぞ高級料理店そして京都です。

京の賑わい
二年坂 三年坂 先斗町
正午過ぎには食事も終わり、集合時間の4時過ぎまでが
自由時間となります。ところが私ウオノメを患っておりまして
そんなに長距離を歩きたくないのです。しかしセッカクの京都
だからと覚悟を決めて歩き出しました。先ずは八坂神社で初詣。
人込みを掻き分けて10円のお賽銭。昨年より素晴らしい年に
なるのでしょうか。ウ〜ン ハナハダ疑問。
神社を通り抜けると、2年坂3年坂(産寧坂)と続いていますので
それらを歩き続けます。どうも女性が喜ぶ小物の店ばかり。
オヤジが喜ぶような店は皆無、そこで小粋なノレンや店先の
飾り付けにカメラを次々と向けているのです。

ノレン
市松模様 巴紋 一力
人物撮影が大好きなのですが、後々問題があるかも知れぬと
店先の暖簾を集中的に写しています。それぞれに工夫を凝らした
ノレン、大量に写したものの特に面白いと思ったものと、最後は
料亭一力の暖簾です。さすがに立派な門構え、名前だけは
知っていたものの、ここだけは逃してはなりません。

玄関先
石畳1 石畳2 石畳3
賑やかな通りにも小物の店・料亭だけでなく、一般の住宅も
あるのです。そんな家も格子戸越しに覗くと小粋な庭が広がって
いまして、遠慮しながらも撮影。見事な石畳、これぞ来客への
オモテナシの心。少しは我が家の庭も見習わねばなりませんか。

気になる風景
宅配便 壱銭食堂 陶芸教室
面白い形の自転車発見。もしやと少し進むと、なるほど宅配便の
支店なのですね。暖簾にまで宅配のマークが入っています。
賑やかな交差点でこれまた賑やかなノボリを立てたお店。
壱銭食堂とあり、昔のファーストフードのようなものが食べられる
のですが、さすがに高級料亭の後では食する気分なし。
オヤ大きなガラスの先で、ロクロを回している人々。看板に陶芸
教室とあります。京都で陶芸体験、一週間くらい滞在するなら
こんな体験をしてみるのも良いかと....

着物姿
羽織 芸子発見 ショール
以前は女性をスナップするのを得意としていたのですが、最近の
風潮から萎縮気味、どころか気力がなくなっているのです。
しかしセッカクの京都ですから、無理からにショット。中央の舞妓さんは
カメラマンが連れているようで、遠くから遠慮しながら写しています。
取りあえず着物を着た女性の写真で彩りを添えておきましょう。

午後4時を越えた時点で1万歩余りの歩行。今回はおせち料理以外に
山村美佐サスペンスに頻繁に登場の辰巳大明神を探し当てるのが
目的だったのです。ところが名前を失念していてアッチウロウロ
コッチウロウロ。嫁さんのスマホの地図で水路のある所を端から
訪ね歩いたのです。それがついに目的達成、本当にヤレヤレ。
ウオノメが痛い上に腰痛発症。なのにタバコが吸える場所が
数えるほどしかないのです。タバコ好きそしてカメラ好きの人間には
いずこも生きにくい世界となっています。幸いに川の畔に出会った
喫茶店、表に出したテーブル席に灰皿を見つけます。少々寒いながら、
ここで腰を落ち着けようとすると、美人ママさんから中でも吸えますよ
とのお言葉。こんな店が近くにあるなら毎日でも通うのですが....

以上が京都への日帰り旅行記なのですが、今年は円安という事も
あり、海外ツアーを自粛して国内ツアーが増えるのでしょうか。

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